ScalaMatsuri運営ブログ

アジア最大級のScalaカンファレンス「ScalaMatsuri」の運営ブログです。このブログは株式会社はてな様のご協力でお送りしています。

私、ScalaMatsuri で転職しました Vol.7 株式会社アットウェア オヤマさん

みなさんこんにちは! @omiend です!

ScalaMatsuri 2022 開催まで残すところあと3週間となりました!

今日はいくつかのお知らせと、「 私、ScalaMatsuri で転職しました Vol.7 株式会社アットウェア オヤマさん 」と題しまして、ScalaMatsuri がきっかけとなり、株式会社アットウェアさまへ転職をされたオヤマさんに話を聞きましたので、その模様をお伝えします!

お知らせ

タイムテーブル公開

タイムテーブルを公開しました!

scalamatsuri.org

当日スタッフ募集

一緒に ScalaMatsuri を盛り上げてくださる、当日スタッフを募集しています!

事前のマニュアル読み合わせ会を予定していますので、はじめての方も歓迎です👍

かくいう私も、はじめは当日スタッフからの参加でした!

応募はこちらからお願いします

docs.google.com

Tシャツショップオープン

ScalaMatsuri 2022 のオリジナルTシャツが購入できるショップがオープンしました!

忍者スポンサーになれる特別仕様のTシャツがとてもCOOLです!

scalamatsuri-online-shop.myshopify.com

参加登録へは Doorkeeper より

参加登録、まだまだ受け付けています!

みなさんのお越しをお待ちしております!

scalaconfjp.doorkeeper.jp

私、ScalaMatsuri で転職しました Vol.7 株式会社アットウェア オヤマさん

それでは「私、ScalaMatsuri で転職しました Vol.7 株式会社アットウェア オヤマさん」をどうぞ!

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  • 左上: オヤマさん 株式会社アットウェア
  • 右上: OE ScalaMatsuri 座長チームメンバー
  • 下: omiend ScalaMatsuri 座長チームメンバー

また、アットウェアさまは「Scala 先駆者インタビュー」という記事を公開されてまして、そちらも併せてご覧いただければと思います!

株式会社アットウェア

www.atware.co.jp

Scala 先駆者インタビュー

tech.atware.co.jp

インタビュー

OE > よろしくおねがいします!

omiend > よろしくおねがいします!

まずは簡単な自己紹介と、現在の社内のお仕事などを教えてください。

オヤマ > よろしくおねがいします!オヤマと申します。

株式会社アットウェアでソフトウェアエンジニアとして主にウェブサービスの開発と運用をしてます。

Scala 歴はだいたい 2 年半ほどになります。

Scala のいいと思ったところ

omiend > 早速ですが、Scala との出会いを聞かせてください。

オヤマ > 実は前職までは基本的に Java をやっていました。

ですが、自分でプログラミングをするというよりは、協力会社さんに依頼してコーディング頂いたものをレビューして〜というのが主な仕事の流れだったんですよね。

もうちょっと自分の技術力を伸ばしたいなっていうのを考えていて、いわゆる Better Java というところからいろいろ調べるようになり、その中で候補に挙がったのが Scala と Kotlin でした。

どちらかというと Scala が自分にはあっていそうに感じて学習をはじめました。

OE > Scala のどんなところをいいなと思ったんですか?

オヤマ > 自分にあってると思ったところ、大きく 2 点ありますね。

1 点目が、「自然言語みたいに書けるような仕組みがある」ところです。

例えばカッコを外したりできるじゃないですか。

そうするとより英語に近づけて記述できると言いますか、これって本当に突き詰めたら、コードをほぼほぼ英語のように書けるんじゃないか?みたいなところをすごく感じて。そういった表現力に魅力を感じました。

もう 1 点が、「Scala コミュニティの方たちが情報発信にとても力を入れている印象を感じた」ところです。

ScalaMatsuri もそうですし、SpeakerDeck 等にいろいろスライドがあったり。 また、ドワンゴさんの「Scala 研修テキスト」といった基礎もしっかり固めてくれる情報もあり、どんどんアウトプットしてくださる人が多いのかなという印象を受けたので、そこも魅力的な点でしたね。

scala-text.github.io

omiend > Scala そのものの表現力の高さと、アウトプットする人が多くいることで他の人の学習にもつながる印象がすごく魅力的という感じの 2 点ですかね。

オヤマ > そうです。

omiend > 学習を進めていく上で、オヤマさんにとって Scala はどんなものだと感じましたか?

オヤマ > Scala は学習すればするほどいろんな知識が身に付くという印象を受けてます。

例えば Scala はオブジェクト指向言語と関数型言語のマルチパラダイムな言語だとよく言われていると思うのですが、そうすると Scala を調べるだけで、その二つの視点が情報として入ってくるっていうのがあったり。

Scala を勉強することで、Scala の言語仕様を知るだけでなく自分のスキルアップにつながる、そういう意味でも良い言語だなあと思っています。

OE > 「Scala は学習すればするほど、いろんなことを勉強できる」というの、すごく分かるなあと心の中でめっちゃうなずいてました。

自分も Scala 好きになった理由の一つがそこだった気がします。これ、一石二鳥じゃんみたいな笑

コードを書けるようになったし、いろんな言語の良いとこどりで楽しいですね。

オヤマ > いろんなエッセンスが交じり合ってる感じが良いですよね。

Scala のつらいところ

omiend > 次は反対に、Scala を学習したり、実際業務で書いたりするときに、少なからずシンドイと感じることがあると思うんですけど、いかがでしょう?

オヤマ > はじめはやっぱり implicit がつらかったですね。

Better Java の文脈から入ったのでそう思っちゃうのかもしれないんですけど、Java で明示的に書かなきゃいけないことを、「そういうテンプレートを排除しよう」という考えで、暗黙的にいろいろしてくれてるじゃないですか。

implicit もその中の一つなんですけども、暗黙的にやってくれているところが触った中で結構多くて、そういった明示してない箇所でやってくれていることを掴むまでがちょっときついかなあと感じました。

OE > 分かりますー!

オヤマ > Java から入ったので case class も「コレすげえ!」ってなったんですけど、そのまま Java を知らなかった頃の自分に向けて出したら、何がどうなっているんだろう?ってなっちゃうのかなあと。

やっぱり暗黙的にやってる部分というか、「何をやりたくて」っていうとこを知ってると知ってないで、学習コストに差が出るのかなあって思います。

omiend > objectclass と、case class は何が違うんだ?みたいなのとかですかね。def と関数は何が違うの?とか。

OE > 事前の知識を想定しちゃってる感じありますよね。

Scala 以外に気になっているのは Rust

OE > Scala 以外に、気になってる技術とかってあったりします?

オヤマ > 言語では Rust がちょっと気になっていますね。

社内の Scala を好きな方だったりが Rust の話をすることもあって、社内にも Rust の波がきているので気になっています。

OE > Scala 好きな人、大体 Rust も興味ありますよね。 *1

オヤマ > そうなんですよね。

OE > また新しい言語をちょっと勉強したいみたいな感じになりますか?

オヤマ > 基本的に新しい言語に興味を持つことが多いのでそうですね。

あとは、コンテナ技術も気になってるというか、勉強しなきゃなあと思っているところですね。

omiend > Docker とかですね。

オヤマ > そうです。

omiend > Docker は良いですね。大好きです。

オヤマ > Docker の環境とかを独立させるというか。良いですよね。

OE > 欠かせない感じになってますね。

Scala を始める上で知っておいたほうがよいこと

OE > Scala をこれから学ぼうとしてる人とか、あるいは Scala を学び始めた頃の自分に「こうしたらよかったよ」とアドバイスするとしたら、どうしますか?

オヤマ > Java を知っておくといいですね。

OE > まず、Java を勉強せよ、みたいな。

オヤマ > なお良いのは、Java で書く時手間に感じる箇所を理解した上で Scala ではこう書くことができる、というふうにつなげると理解がスムーズになる気がします。

OE > それ、面白いですね。確かに、そうかも。

ScalaMatsuri について

omiend > そうしましたら次に ScalaMatsuri を知ったきっかけみたいなのを聞かせてください。

オヤマ > Scala 実践入門』を買ったところから本格的に学習をはじめたと思うのですが、共著の一人であるOE さんの自己紹介欄で「Scala のカンファレンスを主催している」と記載されているのを見て ScalaMatsuri を知りました。

OE > 『Scala 実践入門』から ScalaMatsuri ですか!書いておくもんですね、恐縮です...。

オヤマ > 勉強を進めていく中で、コップ本で一回挫折してしまったんですよね。

オミ: ちょっとワカリマス。私もコップ本は何度か挫折しました...笑

オヤマ > ですが、あの本(『Scala 実践入門』)に拾っていただいた感じなんです笑

実は今年の抱負として、Scala の学習を頑張るっていうのを考えてまして、コップ本の第 4 版も出たので、今年こそは読破しようかなと...。

OE > うれしいですね。ありがとうございます。『Scala 実践入門』はどうやって知ったんですか?

オヤマ > 多分、「Scala 本 入門」とかで検索して行きついたと思います。

omiend > ScalaMatsuri について感想みたいなのはありますか?

オヤマ > そうですね、セッションがアーカイブとして残ってくれるのがうれしいですね。参加できなかったセッションも見れるので感謝しかありません。

英語のスピーカーの方もいらっしゃるので、動画だと字幕を出しつつ聞いたり、スローで聞いたりできるというのが良いですね。

また、初心者からすると結構分からない単語にぶち当たることが多く、例えばモナドとかも最初に聞いたときは意味が分かんなかったですし。そういうときに動画だと後から見返して調べながら自分のペースで進めることができるのが良いですね。

やっぱり、アーカイブがあるっていうのはありがたいですね。感謝ですね。

あとは、どうしても上級者向けのやつだと基礎知識がなくて「分からん」となってしまったんですけれども、ScalaMatsuri にはビギナー向けもいろいろあるっていうのが非常にありがたかったです。

2018 年辺りかな?implicit の説明のスライドと発表があって、自分が初心者で悩んでいた部分を発表を通して知識を深めることができて。自分の学習に役立てることができたのでありがたかったです。

OE > ScalaMatsuri 初参加は 2018 年からですか?

オヤマ > いえ、実は初参加は 2020 年です。

OE > 2020 年ということは、オンラインのときですね。2018 年は過去のアーカイブを見たということですね。

オヤマ > そうです。アーカイブ動画を見ていく中で、一番衝撃で記憶に残っているのが 2018 年でした。

OE > 衝撃だったんですね。

オヤマ > 辻さんの『実践 Scala で DDD』です。

OE > なるほど辻さんの『実践 Scala で DDD』か!

www.youtube.com

オヤマ > そうです、これです!!

DDD を知ることができて、さらに Scala のいいところをすごく綺麗にまとめてくださっていて。

見たのは 2019 年ですが、これはいまだに PDF を読み返してます。

Scala の書き方やメリットだけでなく、DDD で使われる知識や用語など幅広い知識が凝縮されていて、本当にすっごい衝撃を受けました。

OE > いいですねえ!この年は確か初心者向けのトレーニングディみたいなのを初めてやった年でしたね。

だから、初日のがくぞさんの「implicit 入門」とか、「Scala 入門ハンズオン」とかも、この辺りは初心者向けの日など新しいことに力を入れだした印象が強かったです。

www.youtube.com

この年がすごく役に立ったのであれば、すごいうれしいです。

オヤマ > そうですね。うまくはまったというか、うまく作用した気がしますね。

私は初心者だったんですけど、すごく響いたのでありがとうございますという気持ちです。

omiend > すごく良い話を聞かさせてもらっている気がします!すごい!笑

オヤマ > まさかそういう背景があって、自分もその恩恵を受けていたんだっていうのがなんかうれしいですね。

アットウェアとの出会い

omiend > ScalaMatsuri 2019 ぐらいのときにアットウェアさんと出会った感じですかね。

オヤマ > そうですね。2019 年の確か、秋頃から転職活動を始めて、Scala の会社もしくは、Scala に興味を持ってる会社を探しまして、アットウェアさんを ScalaMatsuri さんのスポンサーリストで見て応募をして、入社をしたという感じだったと思います。

omiend > ScalaMatsuri のサイトを見て Scala の会社を探して転職活動されてるっていう人が実はよく聞くんですよね。

オヤマ > そうなんですね。

omiend > アットウェアさんに決めた決め手みたいなのはどうでしょう?どんなところに魅力を感じたとか。

オヤマ > 決め手はまず、Scala に興味を持っている会社っていうことですね。やっぱり、自分が興味を持ってるもの、つまり Scala に興味を持ってる会社なんだなっていうのが一番大きくて、自分の進む方針として多分合ってるんだろうなっていうのがありました。

あとは、社内の勉強会をかなり頻繁に開いていて、そういう意味で自分の成長にもつながりそうだなっていう印象を受けたところですね。

omiend > 勉強会はどのぐらいの頻度でやられてたりするんですか?

オヤマ > だいたい 1 ヶ月に 1 回くらい、社外の方を招いて開催していると思います。

あとは、最近だと社内で『セキュア・バイ・デザイン』っていう本を、みんなで読んでこうという感じの読書会を週 1 の頻度で開いてます。

それから、勉強会とはちょっとずれるかもしれないんですけど、社内のメンバーでこういうことを学んだよっていう「テックバッシュ」というイベントをやってますね。勉強したことをみんなで共有しようというイベントです。

omiend > 面白い文化がありますね!

文化の話でいうと、他に、こういうとこが気に入ってるみたいなエンジニア文化みたいなのってあったりしますか?

オヤマ > そうですね、技術好きで勉強熱心な人が多く、「知識をみんなで共有する」っていうところや「やってみよう」みたいなスタイルがあるので、それがエンジニア文化になっていると思います。

omiend > アットウェアさんでは普段どういった感じでお仕事をされていますか?

例えば、コミュニケーションツールなどは何を使ってますか?

オヤマ > 基本的に Typetalk や Backlog といったツールを使ってます。

OE > ヌーラボさんの!

オヤマ > そうです。Scala 先駆者インタビューの第一回に登場してくださったヌーラボさんですね!

omiend > 1 チーム何人ぐらいとかってのは、ありますかね。チームなのかプロジェクトなのか、どうですかね。

オヤマ > プロジェクトの大きさにもよるんですけど、今私が参画しているチームは、10 人前後ですね。

最後に

omiend > 最後になにか一言お願いします!

オヤマ > 転職をしたのが 2 年前ぐらいだったので、そのときに ScalaMatsuri を見て、Scala のカンファレンスの雰囲気だったり、スポンサーの会社のリストが知れたり、こういう人たちが Scala に興味を持ってるんだっていうのを知れたり。

それで Scala の勉強に役立てたり、実際、今回も ScalaMatsuri のスポンサーさんのリストを見て、転職活動に活かせたので ScalaMatsuri さんにはお世話になりました。

OE > こちらこそ、ありがとうございます!

omiend > 今日は本当にありがとうございました!

オヤマ > ありがとうございました!

*1:主語が大きくて、失礼しました。by OE

ScalaMatsuri 2022のスポンサー募集を開始します!

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みなさん CFP の準備はいかがですか?

こんにちは。ScalaMatsuri 2022 運営スタッフのおみ( @omiend )です。

ScalaMatsuri 2022のスポンサー募集を開始します!

2022年3月19日(土)、20日(日)開催予定の ScalaMatsuri 2022 に協賛してくださる企業・組織を募集します。

プログラミング言語 Scala に関するアジア最大級のイベントです。

技術コミュニティ貢献、参加者へのブランディングや接点作りの機会としてぜひご利用ください。

お申し込みはこちら。

スポンサー募集 | ScalaMatsuri 2022

ScalaMatsuri 2022 チケットは無料!

ScalaMatsuri 2022 では、計画当初からオンライン開催であることや、また広くみなさんに楽しんでいただけるように、参加チケットを無料とさせていただくことになりました!

チケットのご案内はもうしばらく先になりますが、みなさんに楽しんでいただけるよう、スタッフ一同準備にいそしんでおります!

お楽しみ!

ScalaMatsuri2022 のセッションに応募しませんか?

こんにちは。 ScalaMatsuri2022 運営スタッフの池田(@taket0ra1)です。 12月1日(水)よりScalaMatsuri2022 セッションの公募が始まりました。

scalamatsuri.org

セッションの公募のことをCFP(Call For Papers またはCall For Proposal)と呼ぶので、この記事でもCFPと呼びます。

CFPに興味はあるけれども発表するネタがなかったり、中には発表自体のハードルが高くなっていて CFPを出そうか悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

少しでもCFPを考える参考になればと思い、2点CFPに関わる話をしたいと思います。

今回のScalaMatsuriでは 20分発表枠がメイン

ScalaMatsuriでは過去に 90分枠、40分枠などが主な発表枠でしたが、今回から20分の枠をメインにしました。

変更理由ですが発表がオンラインになったことが主な要因です。

オンラインになったことで以下のような側面がありました。

  • 発表者
    • 長時間の発表の中で聞いている人のリアクションがみえにくい。
  • 聴講者
    • 長時間PCの前で張り付いて聞くことが難しい。(疲れてしまう、集中力を切らすなど)

そこで 発表者も聴講者も快適に参加できる枠にすべく 他のオンラインイベントを参考に 20分枠をメインにしました。

20分枠になったことで、発表者にとっては話すスコープが狭くなると思いますが、多様なテーマが詰まったカンファレンスになることを期待しています。

一方で時間が限られていることで、概念的に難しい内容の発表ができなくなってしまったり、発表の内容が表面的になったり、スコープが狭くなったりするといった 弊害も出てくるかと思います。

その場合に、40分枠(20分枠×2)も応募可能であったり、二日目のアンカンファレンス(名称は未定です。)を活用して、さらに深い発表ができる場になればと思っています。

発表枠の更新に伴い、ScalaMatsuriがどんなものになるか楽しみして頂ければと思います。

セッション投票数と満足率の関係について

CFPを応募するにあたり、どういったセッションが実際に満足率が高いのか気になるかと思います。

そこで過去のScalaMatsuriのアンケート結果を集計して、各セッションと、セッション投票数と満足率の関係について調べました。

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縦軸が満足率で横軸が投票スコア(セッション投票数にいくつかの変数を掛け合わせたもの)になっています。

  • 全体傾向として投票スコアが高いこと(グラフの右上部分)は参加者が聞きたいテーマであり(CFPの段階で多くの投票が集まっているため)満足率も高い。
  • 一方で満足率が高いセッション(グラフの満足率が75%以上の部分)は全て投票スコアが高いわけではなく、投票スコアが4前後のものも多く存在している。

多数が聞きたいテーマであることも重要ですが、一方で参加者の数割だけが興味を持ってくれるテーマであっても満足率が高くなりえます。

終わりに

CFPの締切は2022年1月15日(土) 23:59 Anywhere on Earth (1月16日 20:59 JST) です。

聴講者の数割に興味を持って頂き、自分が発表できるテーマを見つけることが難しいことかと思いますが、 ちょっとニッチだな、と思うテーマでも自分の得意分野や情熱を持っている内容があればぜひ応募してみてください。

またご自身が発表されないにしても、自分の周りでご活躍されている方などに「CFP応募してみない?」背中を押して頂けると非常に有り難いです。

docs.google.com

CFPを考える上で、参考になるスライドもございますので、興味ある方はご確認ください。

どうぞよろしくお願いします!

ScalaMatsuri2022開催決定!セッションを募集します!

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こんにちは。ScalaMatsuri 2022 運営スタッフの池田(@taket0ra1)です。

ScalaMatsuri 2022 の開催決定!

アジア最大規模のScalaカンファレンス、ScalaMatsuri 2022 の開催が決定しました!

ScalaMatsuri はScalaをテーマとした技術カンファレンスです。

昨年開催されたScalaMatsuri 2020 に続き今回のScalaMatsuri 2022 もオンラインの実施になります。

日程については 2022年3月19日(土)、20日(日)を予定しております。

scalamatsuri.org

概要
  • 名称
    • ScalaMatsuri 2022
  • 会場
    • オンライン
  • 開催日
    • 2022年3月19日(土) 10:00 - 15:00、20日(日) 10:00 - 15:00 (いずれも日本標準時)
  • 発表枠
    • 20分枠
    • 40分枠(20分枠を2コマ利用します)
      • 40分枠もございますが、今回は20分枠が中心のイベントになります。
        • 現段階で枠数を決定していません。公募されたセッションの状況に応じて枠数を決定します。
  • 備考
    • 今回は例年と異なりオンラインカンファレンスに適した発表枠、時間帯へ変更しています。
    • 時差の関係で当日発表が難しい方のために、事前録画による登壇を検討しております。事前録画による登壇を希望する人はセッション応募時点でお伝えください。

セッション募集

イベントの開催決定につきセッションを募集します!

セッション応募の内容は入門者向けの内容から、好きな技術、新しい技術の導入事例などScalaに関わる内容であればOKです。

2020 年度は以下のようなタイムテーブルでした。

https://2020.scalamatsuri.org/ja/program

なおセッションの選出方法は、Scala Matsuri先行チケット販売時に、購入者へScala Matsuriで聴きたいScalaのテーマについてアンケートをとりまして、運営スタッフで議論の上、選出させて頂きます。

ScalaMatsuri は毎年多く方のご協力と、様々な方のセッションによって充実したイベントになっていますのでぜひご応募くださいませ。

募集についての概要

  • 募集締切 2022年1月15日(土) 23:59 Anywhere on Earth (1月16日 20:59 JST)
  • セッション発表枠は20分枠と40分枠を用意しています。
    • ScalaMatsuri2022 は20分枠がメインです。
  • 提出可能なプロポーザルは1人最大3つまでです。
  • 時差の関係で当日発表が難しい方のために、事前録画による登壇を検討しております。
    • 事前録画による登壇を希望する人はCFP応募時点でお伝えください。
  • 講演者の選出方法は運営スタッフで検討の上、選出させて頂きます。
    • Scala Matsuri先行チケット販売時に、購入者へ興味があるScalaのテーマのアンケートをとりまして、選出に考慮します。
  • 詳しくは https://scalamatsuri.org/ja/cfp をご確認ください

応募フォーム 

みなさんのセッションのご応募、お待ちしています!

rpscalaで「ScalaMatsuriで座長を募集するワケ」というLTをしました

こんにちは。ScalaMatsuri現座長のOE(@OE_uia)です。

5/25(火)のScala勉強会 rpscala で、「ScalaMatsuriで座長を募集するワケ」というLTをしました。

そのスライドと動画はこちらです。

発表スライド

発表動画

募集詳細

こちらのブログ記事をどうぞ。

blog.scalamatsuri.org

質問・問い合わせ

質問箱、問い合わせフォームどちらからでも構いません。

peing.net

forms.gle

みなさんのご応募、お待ちしています。

ScalaMatsuri座長の公募を始めます

こんにちは、現ScalaMatsuri座長 兼 一般社団法人Japan Scala Association(以下JSA)代表理事 兼 常務理事のOE(@OE_uia)です。

次回以降のScalaMatsuriの開催について検討するにあたり、ScalaMatsuriの座長の公募を始めることにしました。今回のブログ記事では、募集趣旨と経緯について説明します。

scalamatsuri.org

TL;DR / まとめ

  • ScalaMatsuriを継続するため、ScalaMatsuriの座長が代替わりする仕組みを作ります。
  • 今回は、2021および2022年度のScalaMatsuri座長を公募します。
  • ScalaMatsuri座長の応募フォームはこちらです。奮ってご応募ください!

forms.gle

ScalaMatsuriとは?

ScalaMatsuriは、2013年に初回開催した日本最大、そしてアジア最大のScalaカンファレンス*1です。2014, 2016, 2017, 2018, 2019, 2020とほぼ年1回のペースで計7回開催しています。

コロナ禍によりScalaMatsuri 2020は初めてのオンライン開催となりましたが、参加者アンケート結果で例年の総合満足度を上回るほどの好評のうちに、幕を閉じました。

なぜScalaMatsuri座長を公募制にするのか?

ScalaMatsuriが継続して開催されて、盛り上がっていくことを期待しているからです。具体的には:

  • 新しい座長のカラーによってイベントに変化が起きること
  • ノウハウ継承の機会を定期的に作ること
  • 座長経験を積んだ人が、その後にScalaMatsuriやそれ以外のイベント等で活躍してくれること
  • ScalaMatsuriにおける単一障害点(OE)を緩和すること

などを期待しています。

ScalaMatsuriの座長募集について

募集するのは、次回以降のScalaMatsuriの座長をやりたい方です。次回開催日は2021年10月~2022年5月頃までを候補とし、相談・決定するのが最初の座長タスクになるかと思います。

座長の役割

ScalaMatsuri座長は、ScalaMatsuriを成功に導くために必要なことの企画、チーム作り、および実行が役割になります*2。座長個人が結果責任を負う必要はありませんが、説明責任を果たすことが役割に含まれます。

ScalaMatsuri 2020までのやり方を踏襲するのであれば、ScalaMatsuriのコンテンツの企画・運営・実施がスコープです。具体的には、新規スタッフ募集、一般講演募集(CFP)と講演者決定や各種案内、ノベルティ企画・発注、チケット販売、会場準備、当日運営とそれらに付随する広報活動などについて、取り仕切りや、スタッフ間でのタスク分担などをしながら完遂することを期待しています。

平日昼間に即時対応が必要になりがちな、スポンサー対応業務全般および会計業務については、一般社団法人Japan Scala Associationのバックオフィスが担当します。

もちろん座長の初年度において、現座長であるOEが引継ぎをしたり、運営相談に乗ったり、手助けをします。

座長の任期は、次期座長への引継ぎをしていただく期間も勘案し、原則2年とさせてください。2年目に次期座長が決まっていれば、副座長として入ってもらい引継ぎも兼ねていただく、もしくは決まっていなければ任期終了後に次期座長への引継ぎをお願いする可能性があります。3年目以降も座長を続投したいという方がいたら、ご相談して決めましょう。

座長の仕事量

業務量は、座長としてやりたいこと次第で大きく増減します。

昨年までのやり方を踏襲する場合の参考情報として、今回募集する座長の責務範囲*3では「平常時は週半日~1日程度、ピーク時は週2,3日程度の稼働は必要になったと記憶しています。

またScalaMatsuriの準備を完遂するために、手が回ってないところをフォローする必要が発生します。ゆえに、直前期など忙しくなりがちな時期には、本業の業務量を調整する必要が発生すると思います。

この調整をしていただくために、JSAは座長を務めた方もしくはその所属企業に対して、以下の手当のいずれかをオファーします。

  • 所属企業の業務の一環として業務時間にScalaMatsuri関連タスクをすることを認めてもらうことを条件とし、所属企業にScalaMatsuri1回開催当たり大老スポンサー相当(2020実績では75万円)のご協賛をいただいたものとして取り扱います。
  • 個人事業主としてご自身の責任範囲で業務量を調整していただく場合は、ScalaMatsuri 1回の開催を完遂するにあたり、60万円分(税込)の予算を用意しています。

FAQ

Q1. 求めているScalaMatsuri座長像は、どのようなものですか?

A1. Scalaの活用を促進したい、Scalaに関心のあるエンジニアにとってScalaMatsuriを良いイベントにしたい、といった熱意が第一です。そして、非営利のコミュニティイベントなので、公共性や公平性に配慮する必要があります。

また前述の通り、様々な面で説明責任を果たせることも重要な資質です。ScalaMatsuriは、ボランティア、もしくはパートタイマーとして参加しているメンバーで作られているイベントですので、全てのものを最初の予定通り実施することが、難しいのが実状です。そのため、ScalaMatsuriとして外部と約束することは、十分に現実的なものになるよう、調整する必要があります。また万が一、ステークホルダーとの約束をScalaMatsuriが守れなかった場合には、代表して説明責任を果たすことになります。

日本語に堪能で、スタッフやステークホルダーと円滑にコミュニケーションがとれる必要があります。日本語ネイティブでなくても構いません。

(ご心配される方も多いかと思いますが)英語でのコミュニケーション能力は、必須ではないと考えています。またScalaプログラマとしてのスキルは問いません。また、反社会的組織の関係者でないことも条件です。

Q2. 座長に興味はあるが、ScalaMatsuriスタッフ未経験でも問題はないか?

A2. ScalaMatsuriスタッフ経験者に限らず、スタッフ未経験の方からの応募も歓迎しています。 スタッフ経験者、未経験者に関わらず、ScalaMatsuri座長を務める上で役立つと思われる、イベントの運営経験や、チームのリード経験について、詳しく応募フォームに記入してください。

また候補者と相談して決める話にはなりますが、不安がある場合は初年度から座長になる以外のオプションも用意したいと考えています。例えばまずは副座長として入っていただき、段階的に引き継いでいくという方法もありえると思います。

形式にこだわらず、ご興味があれば気軽に応募してくださると嬉しいです。また疑問点があれば選考前、もしくは選考中にご遠慮なく聞いてください。

Q3. 座長に応募した後の選考プロセスは、どのようなものか?

A3. 簡単な書類選考の後に、JSA職員およびスタッフ有志による面談が数回入ります。そこでScalaMatsuri座長としてマッチするか総合的に判断し、選考結果をご連絡差し上げます。ご記入いただいた情報は、必要最低限の人数だけが参照し、座長選考についてのみ利用します。

Q4. 現状、OEが単一障害点ってどういうことか?

A4. 今は組織上、OEが座長としてのScalaMatsuri運営に直接かかわるタスクのプロジェクトマネジメントと実務の一部、JSA代表常務理事として間接業務である会計・税務・法務の実務、ならびにバックオフィス職員のマネージャーを兼任しています。

そのうえで、ScalaMatsuri運営に直接かかわる実務の大きな部分は、ボランティア参加をしている様々なスタッフの頑張りによって支えられています。

この仕組み上、私がほぼ全てのハブになっているため、もし私が動けなくなってしまった場合には全ての業務がストップしてしまう問題があります。このように単一障害点であるということについて、兼ねてから問題意識がありました。

Q5. 応募前に聞きたいことがあるが、どこから問い合わせたらよいか?

以下のScalaMatsuri問い合わせフォームより、「座長の公募について」を選択してご記入ください。

forms.gle

なお「座長の公募について」を選択してご記入いただいた質問およびその回答につきましては、質問者に関する情報を除き、ブログ等で紹介させていただく可能性があります。予めご了承ください。

5/11追記: 質問箱も設定しました!こちらから聞いてもらっても大丈夫です。

t.co

最後に

ScalaMatsuriをより良いイベントにするには、熱意のあるたくさんの人に応募してもらうことが不可欠だと思います。

ご興味が少しでもある方は、「自分につとまるかな?」と心配せず、こちらからご応募してくれたら嬉しいです。

forms.gle

またお近くに、座長に応募するか迷っている方がいたら、そっと応援や後押しをしてくださることも、ScalaMatsuriにとって大きな助けとなります。

今後ともScalaMatsuriをどうぞよろしくお願いします。

*1:ScalaMatsuriは、水島さん(@kmizu)の発起人により、Scala Conference in Japan 2013という名称で、Scalaの日本国内の普及と海外コミュニティとの交流を目指して初開催されました。

また会計上の要請から、Scala Conference in Japan(現ScalaMatsuri)の母体となる一般社団法人Japan Scala Associationを2013年に設立しました。

現ScalaMatsuri座長のOEは2代目です。座長の代替わりは、今振り返ると実質的にはScalaMatsuri 2014の準備の最中に始まりました。

ScalaMatsuri 2016は水島さんが座長を務められたまま、OEが実質的に取り仕切る形で実施しました。そして、ScalaMatsuri 2017の準備期間中にOEが正式に座長に就任しました。

*2:裁量は可能な限りお渡ししたいと考えていますが、任期を超えてScalaMatsuri運営に影響が残る意思決定は、Japan Scala Associationと協議の上で決めることになると思います。

*3:OEはバックオフィスマネージャー等他の業務を兼任しているため、実際の業務量はもう少し多かったです。

ScalaMatsuri開催直前!オンラインイベントを120%楽しむ参加者ガイド

みなさんこんにちは、ScalaMatsuri座長のOE(@OE_uia)です。

いよいよScalaMatsuri 2020の開催が迫ってきました。 チケット登録は直前まで受付中です。

scalaconfjp.doorkeeper.jp

さて、今回は初のオンライン開催となったScalaMatsuri 2020を楽しむ方法について、紹介します!

TL;DR / まとめ

  • ZoomとDiscordのクライアントアプリをインストールしよう。Discordアカウントを作ってアイコンを設定しておこう。
  • ヘッドセットやイヤホンを用意しておこう。
  • タイムテーブルを確認しよう。アンカンファレンスのセッションアイディアを眺めて、話したいネタをぼんやり考えておこう。
  • 行動規範の再確認をしておこう。

会場

ScalaMatsuri 2020は、Day 1である10月17日はカンファレンス、Day 2である10月18日はアンカンファレンス主体のイベントです。 両日ともにZoom WebinarとDiscordを利用します。

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