ScalaMatsuri運営ブログ

アジア最大級のScalaカンファレンス「ScalaMatsuri」の運営ブログです。このブログは株式会社はてな様のご協力でお送りしています。

ScalaMatsuri2022 のセッションに応募しませんか?

こんにちは。 ScalaMatsuri2022 運営スタッフの池田(@taket0ra1)です。 12月1日(水)よりScalaMatsuri2022 セッションの公募が始まりました。

scalamatsuri.org

セッションの公募のことをCFP(Call For Papers またはCall For Proposal)と呼ぶので、この記事でもCFPと呼びます。

CFPに興味はあるけれども発表するネタがなかったり、中には発表自体のハードルが高くなっていて CFPを出そうか悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

少しでもCFPを考える参考になればと思い、2点CFPに関わる話をしたいと思います。

今回のScalaMatsuriでは 20分発表枠がメイン

ScalaMatsuriでは過去に 90分枠、40分枠などが主な発表枠でしたが、今回から20分の枠をメインにしました。

変更理由ですが発表がオンラインになったことが主な要因です。

オンラインになったことで以下のような側面がありました。

  • 発表者
    • 長時間の発表の中で聞いている人のリアクションがみえにくい。
  • 聴講者
    • 長時間PCの前で張り付いて聞くことが難しい。(疲れてしまう、集中力を切らすなど)

そこで 発表者も聴講者も快適に参加できる枠にすべく 他のオンラインイベントを参考に 20分枠をメインにしました。

20分枠になったことで、発表者にとっては話すスコープが狭くなると思いますが、多様なテーマが詰まったカンファレンスになることを期待しています。

一方で時間が限られていることで、概念的に難しい内容の発表ができなくなってしまったり、発表の内容が表面的になったり、スコープが狭くなったりするといった 弊害も出てくるかと思います。

その場合に、40分枠(20分枠×2)も応募可能であったり、二日目のアンカンファレンス(名称は未定です。)を活用して、さらに深い発表ができる場になればと思っています。

発表枠の更新に伴い、ScalaMatsuriがどんなものになるか楽しみして頂ければと思います。

セッション投票数と満足率の関係について

CFPを応募するにあたり、どういったセッションが実際に満足率が高いのか気になるかと思います。

そこで過去のScalaMatsuriのアンケート結果を集計して、各セッションと、セッション投票数と満足率の関係について調べました。

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縦軸が満足率で横軸が投票スコア(セッション投票数にいくつかの変数を掛け合わせたもの)になっています。

  • 全体傾向として投票スコアが高いこと(グラフの右上部分)は参加者が聞きたいテーマであり(CFPの段階で多くの投票が集まっているため)満足率も高い。
  • 一方で満足率が高いセッション(グラフの満足率が75%以上の部分)は全て投票スコアが高いわけではなく、投票スコアが4前後のものも多く存在している。

多数が聞きたいテーマであることも重要ですが、一方で参加者の数割だけが興味を持ってくれるテーマであっても満足率が高くなりえます。

終わりに

CFPの締切は2022年1月15日(土) 23:59 Anywhere on Earth (1月16日 20:59 JST) です。

聴講者の数割に興味を持って頂き、自分が発表できるテーマを見つけることが難しいことかと思いますが、 ちょっとニッチだな、と思うテーマでも自分の得意分野や情熱を持っている内容があればぜひ応募してみてください。

またご自身が発表されないにしても、自分の周りでご活躍されている方などに「CFP応募してみない?」背中を押して頂けると非常に有り難いです。

docs.google.com

CFPを考える上で、参考になるスライドもございますので、興味ある方はご確認ください。

どうぞよろしくお願いします!