ScalaMatsuri運営ブログ

アジア最大級のScalaカンファレンス「ScalaMatsuri」の運営ブログです。このブログは株式会社はてな様のご協力でお送りしています。

Scala Matsuri2022 2日目の飛び入りカンファレンス につきまして

こんにちは。運営スタッフの池田です。

いよいよ Scala Matsuri 2022 の開催日が近づいてきました!

1日目のタイムテーブルが公開されて、発表内容を楽しみされている方も多いかと思いますが、これまで2日目の「飛び入りカンファレンス」の内容についてあまりご紹介する機会がありませんでした。

今回は2つ日目の「飛び入りカンファレンス」について内容のご紹介と、「飛び入りカンファレンス」で発表したい方への参考情報として、イベントの参加者がどのようなセッションに興味があるのか?

この2点についてご紹介したいと思います。

飛び入りカンファレンスにつきまして

飛び入りカンファレンスとは、例年までアンカンファレンスという名称で行っていた形式のイベントです。

講演内容や発表者が当日まで決まっておらず、来場者が自分の話したい内容を発表する、参加者が全員でつくりあげるカンファレンスです。 発表したい人が、カンファレンス中に発表内容を提案し、参加者の投票によってプログラムが決まります。(Hatena Keywordよりアンカンファレンスの説明)

アンカンファレンスよりも、よりわかりやすい名前にしましょうということで今回は「飛び入りカンファレンス」という名前になりました。

また英語ではOpen Mic (オープンマイク)Conference という名前になります。

Open Mic という意味は以下のようになっております。

オープンマイク(英語: open mic)とは「店のマイクを、飛び入りの客に開放する」あるいは「客が店のマイクを使って、音楽の演奏や歌唱、詩の朗読、寸劇、お笑いのネタ披露、手品、紙芝居などのパフォーマンスを行えるという営業形態(の店)」のことである。(weblio より)

個人的には飛び入りの発表枠を開放しているというイメージが頭に浮かび、今回の飛び入りカンファレンスとイメージが近い名前だなと感じています。

飛び入りカンファレンスの進め方について

HPにも詳しく記載していますが

https://scalamatsuri.org/ja/unconference/scalamatsuri.org

セッション、LTのアイディアを募集するGItHubリポジトリを用意しております。

このリポジトリにご自身が発表したいセッションのアイディアをGitHub issueに書いて下さい。

今から書いてもらっても構いません。また、参加したい他の人のアイディアを見かけたら、GitHub reactionで投票してください。飛び入りカンファレンス当日の朝会(2022-03-20 10:00 JST)では、これらのアイディアと投票をもとにタイムテーブルを作り上げていきます。

飛び入りカンファレンスDAYの「朝会」を行い、集まった発表の内容と参加者からの投票をもとにセッションの決定とタイムテーブルの作成を行います。

開始時間 時間 Zoom A Zoom B
10:00 ~ 60分間 朝会
11:00 ~ 15分間 休憩
11:15 ~ 30分間 セッションA セッションB
11:45 ~ 30分間 セッションA セッションB
12:15 ~ 45分 お昼QK お昼QK
13:00 ~ 15分間 休憩
13:15 ~ 15分間 LT1 - A LT1 - B
13:30 ~ 15分間 LT2 - A LT2 - B
13:45 ~ 15分間 休憩
14:00 ~ 30分間 セッションA セッションB
14:30 ~ 30分間 セッションA セッションB
15:00 ~ 15分間 休憩
15:15 ~ 30分間 セッションA セッションB
15:45 ~ 30分間 セッションA セッションB
16:15 ~ 15分間 休憩
16:30 ~ 15分間 LT3 - A LT3 - B
16:45 ~ 15分間 LT4 - A LT4 - B
  • 2022/03/07 update 朝会の時間と、LT枠について修正いたしました

LT(15分間)とセッション(30分間)で種類がありますが、こちらは単に時間で分けています。

色々な粒度の発表の内容が出せればと、LT(15分間)とセッション(30分間)枠を用意しています。 (ただしLTは必ず15分間である必要もなく、短くても問題ないです。)

前後の時間を調整して、飛び入りカンファレンスを進めて行ければと思っています。

飛び入りカンファレンスのトラック以外にも、スポンサーのバーチャルブースも常設されています。休憩時間のコンテンツの一部はタイムテーブルにも掲載されていますので、ぜひ訪れてみてください。

前回の内容

また前回の二日目のタイムテーブル(一部)は以下のような内容でした。

10/18 ScalaMatsuri 2020 Unconference Timetable · GitHub

一部抜粋

  • 「みんなScala教育どうやってますか?事例共有など」
  • 「Scala無双 実践編: AirframeとScala + Scala.jsでライブコーディング」
  • 「Explanation roughly a CQRS/Event Sourcing system built by akka-typed / Akka-Typedによって構築された、リアクティブシステムを雑に解説する会」
  • 「御社の独自 Scalafix ルール教えてください!」
  • 「ひどいScalaコード選手権」

座談会形式のものから、概念をわかりやすく解説する、各組織のルールやプラクティスや、「ひどいコード選手権」といった企画など幅広い内容でした。

予め話したい内容をしっかり書かれてもよいのですが、「私こんな話ができます」であったり、「ひどいコード選手権」といった企画など、ラフなアイディアでも歓迎です。

発表に興味がある方は、人に伝えたい話がある方は、発表したいセッション内容についてイシュー作ってください。

参加者が興味があるセッションのカテゴリについて

今回飛び入りカンファレンスのアイディア出しの参考として 今年のScalaMatsuriの参加者に「聞きたいセッションのカテゴリ」というアンケートを取り、集計しました。

集計結果はアンケート結果の活用を許可されている212名を対象に行っています。

  • 関数型プログラミング一般や圏論(45票)
  • Software Design and Architecture(38票)
  • Scala3(30票)
  • 事例紹介(19票)
  • Effect System (Cats Effect / Monix / ZIO / eff etc.)(19票)
  • Big Data / Fast Data / Data Science(17票)
  • Scala入門(13票)
  • DevOps & Tools(7票)
  • 組織関係(6票)
  • エモい(1票)

という集計結果で、関数型プログラミングの話(圏論やEffect Systemなど)や Software Design and Architecture、Scala3などは興味がある方が多いことがわかりました。

ご参考にしてください。

最後に

それではいよいよScalaMatsuri 開催間近となってきましたが、飛び入りカンファレンスでは直前でも発表できる機会があります。 これまで発表の機会をうかがってこられた方などぜひIssueを書いてください。