はじめまして、ScalaMatsuriスタッフのリチャード伊真岡です。
この度ScalaMatsuri 2018に先駆け、以下の"AkkaにPull Requestをあげようハッカソン"を開催することになりました。 なにより注目していただきたいのはAkkaメンテナであるKonrad Malawskiさんをお招きしていることです!Akkaメンテナから指導を受けて、Akkaコントリビュータになる絶好のチャンスです!
私達ScalaMatsuriスタッフは日本国内からもっとたくさんのScala OSSコントリビュータが生まれてほしいという願っています。そのきっかけを作れないかと考えてきたところ、海外で行われている類似のイベントにヒントを得て、今回のハッカソンを開催することになりました。
ScalaMatsuriとしてはこの種のハッカソンを開催するのは初めてであり、今回はテスト開催のような形になります。 そのため、参加を検討されている皆様は疑問に思う点があると思いましたので、このブログにてその疑問点を解決できればと思い記事にしました。
当日の流れは?
まず、最初5分か10分ほどAkkaについての簡単な説明を行います。 そこから各自参加者に、後に載せているイシューリストの中から自分が作業したいイシューを選んでいただきます。 もちろん質問やヘルプが必要であればKonradさんと私リチャードが随時受け付けています。
なんで参加者が3人までなの?
迅速にハッカソンのテスト開催を行い、かつ参加者の皆様を手厚くサポートするためです。
今回はテスト開催なので、どうしても私達ScalaMatsuriスタッフが注ぎ込めるリソースが限られています。 参加者の皆様に有意義な時間を過ごしていただくため、質問に答える、環境構築の手伝いやトラブルシュートなど、サポートに徹するスタッフが必要です。 そして必要なスタッフの人数も参加者が増えるにつれ多くなっていきます。
規模の大きなハッカソンにして準備に時間がかかり開催時期がおそくなる、あるいは開催自体されないといったことを避けるために今回の人数設定にしました。
ノートPCもってないんだけど?
すみません、そこだけは私達にはどうしようもありません。ご自身のノートPCをご持参ください。
自分ではPull Request挙げられないかもしれない
ご心配なさらないでください。
akkaのレポジトリには下記のリンクから辿れるように"help wanted"というタグが付けられたイシューがあります。このタグはakkaメンテナでなくとも、広く一般のコントリビュータが作業しやすそうなイシューについてつけられるタグです。
それから先の回答でも申し上げたとおり、参加者の皆様を手厚くサポートするため参加者数を少なくしています。
もちろん、それでもPull Requestを時間内に挙げられないこともあると思います。そのときは後日時間のあるときにPull Requestをあげられるよう挑戦してみてください。Akkaに関することなら私リチャードにTwitterで聞いてみてもいいですし、あるいは英語で質問すればAkkaメンテナが答えてくれるかもしれません。
開始時間午後6時、終了午後10時って遅くない?
これはLightbend社の他のAkkaメンテナさんたちがヨーロッパにいて、彼等とハッカソンの間に連絡をとれるようにとの意図での時間設定です。Pull Requestのレビューやその他質問にも答えていただける予定です。
なんで12月2日なの?ScalaMatsuri本番でやらないの?
まだ確定ではありませんが、ScalaMatsuri 2018本番でも行いたいと考えています!
しかし、我々も初めて行うタイプのハッカソンなので、ここでテスト開催をすることになりました。その上でScalaMatsuri本番での開催の是非を検討したいと思います。 さらに、ScalaMatsuri本番でもハッカソンが成功すれば、その後も定期的に開催するかもしれません。
ハッカソンを通じて、OSSコントリビュータが生まれてくれると嬉しく思います。 一緒に国内Scala OSSコミュニティを盛り上げていきましょう!