ScalaMatsuri運営ブログ

アジア最大級のScalaカンファレンス「ScalaMatsuri」の運営ブログです。このブログは株式会社はてな様のご協力でお送りしています。

「AkkaにPull Requestをあげようハッカソン」を2017年12月2日(土)に開催します!

はじめまして、ScalaMatsuriスタッフのリチャード伊真岡です。

この度ScalaMatsuri 2018に先駆け、以下の"AkkaにPull Requestをあげようハッカソン"を開催することになりました。 なにより注目していただきたいのはAkkaメンテナであるKonrad Malawskiさんをお招きしていることです!Akkaメンテナから指導を受けて、Akkaコントリビュータになる絶好のチャンスです!

jsa.connpass.com

私達ScalaMatsuriスタッフは日本国内からもっとたくさんのScala OSSコントリビュータが生まれてほしいという願っています。そのきっかけを作れないかと考えてきたところ、海外で行われている類似のイベントにヒントを得て、今回のハッカソンを開催することになりました。

ScalaMatsuriとしてはこの種のハッカソンを開催するのは初めてであり、今回はテスト開催のような形になります。 そのため、参加を検討されている皆様は疑問に思う点があると思いましたので、このブログにてその疑問点を解決できればと思い記事にしました。

当日の流れは?

まず、最初5分か10分ほどAkkaについての簡単な説明を行います。 そこから各自参加者に、後に載せているイシューリストの中から自分が作業したいイシューを選んでいただきます。 もちろん質問やヘルプが必要であればKonradさんと私リチャードが随時受け付けています。

なんで参加者が3人までなの?

迅速にハッカソンのテスト開催を行い、かつ参加者の皆様を手厚くサポートするためです。

今回はテスト開催なので、どうしても私達ScalaMatsuriスタッフが注ぎ込めるリソースが限られています。 参加者の皆様に有意義な時間を過ごしていただくため、質問に答える、環境構築の手伝いやトラブルシュートなど、サポートに徹するスタッフが必要です。 そして必要なスタッフの人数も参加者が増えるにつれ多くなっていきます。

規模の大きなハッカソンにして準備に時間がかかり開催時期がおそくなる、あるいは開催自体されないといったことを避けるために今回の人数設定にしました。

ノートPCもってないんだけど?

すみません、そこだけは私達にはどうしようもありません。ご自身のノートPCをご持参ください。

自分ではPull Request挙げられないかもしれない

ご心配なさらないでください。

akkaのレポジトリには下記のリンクから辿れるように"help wanted"というタグが付けられたイシューがあります。このタグはakkaメンテナでなくとも、広く一般のコントリビュータが作業しやすそうなイシューについてつけられるタグです。

それから先の回答でも申し上げたとおり、参加者の皆様を手厚くサポートするため参加者数を少なくしています。

もちろん、それでもPull Requestを時間内に挙げられないこともあると思います。そのときは後日時間のあるときにPull Requestをあげられるよう挑戦してみてください。Akkaに関することなら私リチャードにTwitterで聞いてみてもいいですし、あるいは英語で質問すればAkkaメンテナが答えてくれるかもしれません。

開始時間午後6時、終了午後10時って遅くない?

これはLightbend社の他のAkkaメンテナさんたちがヨーロッパにいて、彼等とハッカソンの間に連絡をとれるようにとの意図での時間設定です。Pull Requestのレビューやその他質問にも答えていただける予定です。

なんで12月2日なの?ScalaMatsuri本番でやらないの?

まだ確定ではありませんが、ScalaMatsuri 2018本番でも行いたいと考えています!

しかし、我々も初めて行うタイプのハッカソンなので、ここでテスト開催をすることになりました。その上でScalaMatsuri本番での開催の是非を検討したいと思います。 さらに、ScalaMatsuri本番でもハッカソンが成功すれば、その後も定期的に開催するかもしれません。

ハッカソンを通じて、OSSコントリビュータが生まれてくれると嬉しく思います。 一緒に国内Scala OSSコミュニティを盛り上げていきましょう!

私、ScalaMatsuriで転職しました Vol.3 株式会社FLINTERS 河内崇(@kawachi)さん

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ScalaMatsuri座長の麻植(@OE_uia)です。

ScalaMatsuri 2018のスポンサーを10/31(火)15時より募集開始するにあたりまして、特別企画として将軍スポンサーの株式会社FLINTERSさまに今年就職された河内崇さん(@kawachi)のお話をお伺いしてきました。

ScalaMatsuri 2018 スポンサー募集のお知らせ

「私も先日スクラムマスターの資格をとりました」

Q.それではよろしくお願いします。河内さん(@kawachi)の現在の社内の仕事と、OSSやコミュニティの活動について教えて下さい。

A.私の仕事は、大きく2つ有りまして、1つは社内の技術レベルを向上させることです。 自分で社内向け勉強会を開催したり、他の方が主催する勉強会のスピーカーを調整したりしています。 先日はCatsとScalaCheckの勉強会を社内で開催しました。また採用活動にも関わっています(後述)。

もう1つは、PYXIS事業のシステム開発です。 開発というより裏方とか支援部隊的な仕事が多いですが、たまに開発の現場に出たりしています。 例えば、弊社ではスクラム開発をしており、スクラムアライアンスの方に講師で来ていただいたり、スクラムアライアンスが主催するセミナーに参加したり出来るのですが、私も先日スクラムマスターの資格をとりました。

社外の活動でいいますと、rpscalaという勉強会が本郷で隔週でありまして、そこにはよく行っています。  rpscalaには色んな人がいて、居心地が良いなと感じています。勉強会というより同好会みたいな感じです。 また、ScalaMatsuriの運営にも関わっています。ScalaMatsuriについて、詳しくはまた後で。

OSSは、あまり大きいプロダクトを持っているわけではないですけど、今はOSSを仕事で使わないということはないご時世なので、仕事で使うものを中心にコントリビュートしています。

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「自分で判断するためには、自分で事業を理解できる必要があると思いました」

Q.転職のきっかけについて教えて下さい。

A.やむにやまれずというところがありまして、前職で勤めていた会社の経営的な事情で、仕事自体が今年の1月中旬になくなってしまったんです。

Q.それは災難でしたね。転職活動をどのように進めたか、教えていただけますか?

A.仕事自体がなくなるという事件後、すぐに転職を活動をはじめました。 いい機会だったので、色々な会社を見てみよう思っていました。そんなときTwitterで「あ、就活しなきゃ」とふと呟いたら、色んな方からメンションでお誘いいただいて、大変有りがたかったです。

その上で、「色々な会社をみてみる」というのが今回の目標でしたので、 自分の評価基準を作って、それに照らしあわせて情報を整理していました。

ひとつは、事業についてです。 事業規模がどのくらいか、そしてその事業が自分に理解できるか。 前職では経営が厳しくなったので、将来に渡って経営が安定しているところがいいなと思っていまして、それを自分で判断するためには、自分で事業を理解できる必要があると思いました。

二つ目は、環境についてです。 職場のロケーションや、机や椅子が良いかなどです。給与とか福利厚生もここに含まれます。

三つ目は、自分にあってそうかどうかです。 自分の技能がこの会社で伸ばしていけそうか、雰囲気が合いそうか、みたいなところです。

「Scalaを使っている会社の一覧として一番使いやすいのがScalaMatsuriのスポンサーリストだと思いました」

Q.ScalaMatsuriを転職活動の中でどのように使ったかについて教えて下さい。

A.基本的にはスポンサーのリストを活用させていただきました。 ScalaMatsuriにスポンサーしているということはScala人材を求めている会社なので、基本的に上の方から順番に、自分にあうかも、と思った会社にあたっていきました。つてが無かった会社には、知人に紹介してもらったりもしました。

基本的に私は、より安全でツールなどでサポートされる開発環境がいいなと思っていまして、そういう意味においてScalaが使える環境で働きたいし、Scalaがもっと広まって欲しいと思っています。 なので、Scalaを使っている会社の一覧として一番使いやすいのがScalaMatsuriのスポンサーリストだと思いました。

Q.その中で、FLINTERS社に決めた理由について教えて下さい。

A.Twitterなどでお声がけいただいたり、ScalaMatsuriのスポンサーリストから実際にコンタクトをとった会社は、合計で11社ありました。そこから最後3社ぐらいになったとき、先ほどの評価軸ではどこも高評価だったのですが、その中で、FLINTERS社の雰囲気が自分とマッチしそうだと思いました。最後は感覚で決めましたね。

入社してからの話になりますが、机が昇降できるのはとてもいいです。私は長時間座っていると腰が痛くなるので、スタンディングデスクでよく仕事していますが、快適です(笑)

Q.FLINTERS社での採用活動にも、積極的に関わってらっしゃると聞きました。

A.勉強会で知り合った人などで、就職先を探している人を誘って採用していきました。私自身入社してみて、環境の良さを感じているので、自信をもって勧められるのが大きいです。

実際に誘って入社してくれた青山くん(@AoiroAoino)も、張沢さんも、森さんも、全員rpscalaでよく会うメンバーです。

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Q.どんな方とFLINTERS社で一緒に働きたいですか?

A.まず、Scalaを書ける方とは是非一緒に働きたいです(笑) 「Scalaを仕事でやりたいけど、今の職場では様々な理由でできない」という方は沢山いると思うんですよね。そういう方にはぜひお声がけ頂きたいです。 また、スクラムでのチーム開発やDDDに興味がある方、広告事業やマンガアプリに興味ある方もぜひ来ていただけると嬉しいです。

まずはお友達から(笑)じゃないですけど、気軽にお会いしてお話しましょう。

まとめ&PR

今回お話いただいた河内さんのケースでは、ScalaMatsuriのスポンサーリストを今まさにScalaを使っている会社の一覧としてご活用いただいていたようです。

そんなScalaMatsuri 2018 スポンサー募集は、10月31日15時に開始する見込みです。ぜひご検討下さい!

また、既にScalaMatsuri2018 CFPを開始しております。みなさまのご応募お待ちしています!

ScalaMatsuri 2018 セッション募集が始まります!

こんにちは。ScalaMatsuriスタッフの粕谷 (id:daiksy)です。

2018年3月16日 - 18日、東京国際交流会館にて開催される ScalaMatsuri 2018のセッション募集を開始します!!

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昨年度投票1位の中村さん

募集についての概要は次のようになります。

  • 募集〆切 12月16日23:59 JST
  • 「Scala の初習者もしくは Scala コミュニティが興味があると思うトピックについて」ならご自由に
  • セッション枠: 10分, 40分, 90分
  • 提出可能なプロポーザルは1人最大3つまで
    • ただし同一提出者のセッションが複数採択された場合、どれか1つを選択していただきます
  • 講演者は投票とSNSの拡散度合いなどを参考に決定します
  • 旅費を希望する投票上位者には一定額を上限とした旅費助成金を用意しています
  • 参加者には行動規範の遵守をお願いしています http://2018.scalamatsuri.org/ja/code-of-conduct/
  • 詳しくは http://2018.scalamatsuri.org/ja/cfp をご確認ください

皆さんのご協力があってこそ、ScalaMatsuriは毎年すばらしいイベントになっています。今年もぜひ、良いセッションの数々で埋め尽くされたタイムテーブルにしましょう!よろしくお願いします!!

以下は各トピックについての詳しい説明です。

セッション枠について

セッション枠は10分, 40分, 90分の3種類用意しています。軽めのトークから、じっくり長い時間をかけた講演まで、ご自身が発表したい内容に応じて自由に選択してください。

特に今回は、90分という例年に無い長い時間の枠を新設しました。こちらはこれまでの40分では難しかった、ワークショップのような、講演とは異なる形式に対応するためです。これまではこういった形式のセッションはアンカンファレンスにて開講されていましたが、今年は事前にじっくり時間をかけて準備していただくこともできるようになります。

もちろん、講演形式で90分たっぷり話をしたいことがある、という主旨で利用していただいても構いません。これまでにない新しいプログラムとなるよう、多様なご応募をお待ちしています。

SNSの拡散度合いについて

今回は、セッションの採択にあたって通常の投票をメインとしつつ、SNSでの拡散度合いなども参考にしようと思います。 Twitter、Facebook、はてなブックマークなどでどのくらい話題になったか(シェアされたか)という指標を数値化し、事前の盛り上がり具合を採択の際の参考情報にしようと思います。

具体的にはScalaMatsuri公式サイトのセッション紹介ページに設置されている、Twitter、Facebook、はてなブックマークそれぞれに対して、ソーシャルボタン経由でプロポーザルがシェアされた数などを集計する予定です。

ScalaMatsuriというイベント自体が事前に盛り上がることにも繋がりますし、発表者ご自身のセッションへの集客にも有用ではないかと思います。申し込まれたセッション内容がScalaMatsuri公式サイトに掲載された際は、ぜひいろんなメディアでシェアして、ご自身のセッションを盛り上げていってください。

助成金について

ScalaMatsuriでは世界中から多様なセッションを募集しており、それを支援するために旅費を希望する投票上位のスピーカーに旅費助成金を用意しています。

旅費助成金としてわたし達が支援できるのは、以下の用途に限っています。

  • 東京までの航空券、列車運賃、その他の交通手段。
  • ScalaMatsuri 期間中のその他の交通手段。
  • ScalaMatsuri 一般セッション期間中のホテル宿泊費。(3/16, 17, 18泊)

観光、同伴者のホテル宿泊費など、その他の費用は ScalaMatsuri では経費として取り扱うことはできませんのでご注意ください。講演者のホテル宿泊費は自費もしくは助成金で賄うことを想定しています。ScalaMatsuriとして用意することはありませんので、ホテルや航空券の手配などはご自身でお願いします。

旅費助成金の最大値は出発地によって決まります。

  • 国内 800ドル
  • 東アジア・東南アジア (中国、韓国、フィリピンなど) 900ドル
  • その他のアジア (インド、トルコ、イスラエルなど) 1500ドル
  • オセアニア 1300ドル
  • ヨーロッパ 1500ドル
  • アフリカ 2000ドル
  • 北アメリカ 1500ドル
  • 南アメリカ 2000ドル

旅費助成金として支給する額は、実際の経費申請額を超えることはありません。 例えばヨーロッパから出発して旅費が $1000 かかった場合には、上限額は$1500ですが、ScalaMatsuri が後日払い戻すのは $1000 までです。

申請には航空会社やホテルからのメールの転送、もしくは領収書のスキャン/写真を必要とします。

詳しくは http://2018.scalamatsuri.org/ja/cfp/#旅費助成金 をご確認ください。

私、ScalaMatsuriで就職しました Vol.2 株式会社エフ・コード 中村学(@gakuzzzz)さん

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ScalaMatsuri座長の麻植(@OE_uia)です。

今回ScalaMatsuri2018 Webサイト公開&スポンサー募集開始直前の特別企画として、ScalaMatsuri 2017がきっかけとなり、実際に将軍スポンサーの株式会社エフ・コードさまに2017年9月に入社され、10月1日付でCTOに就任された中村学(@gakuzzzz)さんに、詳しくお話をお伺いしました。中村さんは、株式会社Tech To Value(以下t2v)代表取締役でもあり、システム開発やコンサルティング、コードレビューサービスなどを提供してらっしゃいます。

先日のエフ・コード社のプレスリリースの舞台裏の話というだけでなく、スポンサーをご検討されている企業のみなさんにとっては「ScalaMatsuri参加者」が抱くスポンサー企業に関するイメージについて、ご参考になれば幸いです。

どういう価値観を大事にするか、評価基準として何がプラスで何がマイナスか、といった文化作りですね。

Q.それではよろしくお願いします。まずは入社されたエフ・コード社内のお仕事を含め、どのような活動をなさっているか教えて下さい。

A.エフ・コードでは、CTOとして2つのことに取り組んでいます。 1つは、開発です。 現在、エフ・コードの開発機能を4つに分けて進めており、そのコア部分の開発のリード、及び全体統括をしています。 もう1つは、エンジニア組織作りです。どういう価値観を大事にするか、評価基準として何がプラスで何がマイナスか、といった文化作りですね。

エフ・コードの外でいえば、Japan Scala Associationという組織でScalaMatsuriの運営をしたりしています。 また、scalikejdbcのコミッタや、最近あまり(Playのアップデートに)追従できてないですが、t2v名義でplay2-authのリードコミッタをそれぞれおよそ4年以上続けていたり、また日本の休日・祝日計算のライブラリを作ったりしています。

また、t2v名義ですが、引き続きOpt Technologiesさんで技術顧問をやってます。 Scalaに関するものやJVM周りで質問があったら答えたり調べたり、Opt Technologiesさんが作っているライブラリのコードレビューをしたりしています。

win-winの関係を築いて、お互いの顧客にとってよりよい価値を提供できるようになるイメージが強く湧きました

Q.エフ・コード社へのjoinをどのようにして決めたかを教えて下さい。就職活動のようなものはしていたのでしょうか?

A.t2v名義で自分で事業を興しているので、就職活動は特にしていませんでした。

ただエフ・コードさんから、t2v社とエフ・コード社の双方のメリットが噛み合う形でのオファーをいただいたことがきっかけになりました。 t2vも事業をやってはいましたが、組織構築のノウハウがなく、スケールしないなどの問題をちょうど抱えていました。

そこでエフ・コードさんが、t2vにとっては組織構築のノウハウを一緒にチャレンジしながら学べる機会を提供する代わりに、エフ・コードには自分の技術ノウハウを提供して欲しい、というオファーをしてくれたんです。

前々から他の会社さんからのオファーも幾つかいただいてはいたのですが、エフ・コードさんが唯一そういう明確なメリットを提示してくださったのが大きかったですね。 win-winの関係を築いて、お互いの顧客にとってよりよい価値を提供できるようになるイメージが強く湧きました。

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技術に対して投資をするというのは、僕が関わる会社を選ぶ上では、重要なポイントでした

Q.ScalaMatsuriが、ファーストコンタクトのきっかけになったと聞きました。

A.ScalaMatsuri(※2017/2月下旬開催)の後、4,5月ぐらいに「ScalaMatsuriでご挨拶させていただいた門田です」という風にお声がけいただいて、t2vのコードレビューサービスの話や、エンジニア組織作りの話を聞かせて欲しい、ということで、実際にエフコードさんと直接面談をしました。 その時点ではエフ・コードの印象は、ScalaMatsuriでMacを配っていた会社(※)、という記憶が強かったですね(笑)

(※ScalaMatsuri2017にて、このような企画がありました)

ただScalaMatsuriのスポンサーしてくれていたので、既にお客さん感はありました。 僕が何かを話すことで、今後も気持ちよく協賛してくれるなら、話そうかなって気になります。 それに、もしt2vの顧客になってくれれば良いな、という営業をするつもりでした。

そもそも、技術カンファレンスにスポンサーするということは、技術に対して投資をする会社だ、ということになります。 技術に対して投資をするというのは、僕が関わる会社を選ぶ上では、重要なポイントでした。

そして、今後どのような関わり方ができるか、という話を続けていく上で、先方からコードレビューだけじゃなくてマネジメント含めて関わってもらえないか、という風に話が進展していきました。

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僕は0->1というより、1->10が得意な人間なんですよ

Q.その他、エフ・コードに魅力を感じた理由を教えて下さい。

A.取締役の門田さんの安定感ですね。 社長の工藤さんにもお会いしましたし、役員の皆さんが非常に安心できる方たちだと感じていました。 行きあたりばったりで会社を興している方ではない、戦略をもって事業を行っている、という意味の安心感です。

また、ゼロベースでこれからエンジニア組織を作ろう、というフェーズであるのも大きかったです。 僕は0->1というより、1->10が得意な人間なんですよ。 なので自分一人でt2vで0->1をするのに大変さを感じていました。だからこそエフ・コードで0->1の試行錯誤ができるので、お互いのメリットが噛みあったというのがあります。

Q.最後に、どのような人と一緒に働きたいか教えて下さい。

A.エフ・コードのエンジニア組織はこれから作っていくので、自分の価値観を組織に反映させやすい状況です。 だからこそ、こだわりの強いエンジニアにとっては、今が面白いと思います。 そういう気持ちを持ったエンジニアに声をかけてもらえると嬉しいです。

まとめ

今回お話いただいた中村さんのケースでは、ScalaMatsuriは以下のような形で役立っていたことが分かりました。

  • 技術に投資する会社というフィルタリング

  • Scala企業であるというブランディング

  • Scalaプログラマとの接点作り

PR

Scalaに関する知見をお持ちの企業も個人の方も、ScalaMatsuri2018 CFPを開始しましたので、ぜひご応募してお話を聞かせてください。

また、ScalaMatsuri2018のスポンサー募集は、10月末頃に開始する見込みです。ぜひご検討下さい!

次回チケット割引き!ScalaMatsuri2017のブログを書こう!キャンペーンのお知らせです

こんにちは。ScalaMatsuriスタッフの高橋です。

ScalaMatsuri2017の開催が、ついに今週末2017年2月25日(土)・26日(日)に迫ってまいりました。

http://2017.scalamatsuri.org/

例年、国内外から幅広いテーマのセッションをご応募いただき、国際的なカンファレンスとしてScalaについて様々なトレンドが集まる場となっている ScalaMatsuri。
すでに、来場者数は前回を超え、質・量ともに前回以上の規模で開催する運びとなっております。

さてさて今回のブログは、お得なキャンペーンのお知らせです。

みなさん個人のブログにScalaMatsuri2017の記事を書いていただくと、次回開催時のチケットが割引になるキャンペーンを行います!
一般チケットは3000円引き、学生チケットは2000円引きとなります!

参加方法は簡単。ブログを書いたらこちらのフォームへ必要事項をご入力するだけで参加完了です。

[追記] キャンペーン期間はScalaMatsuri終了後2週間(3/12(日)23:59に締切)です。

この機会にぜひキャンペーンへ、そして次回のScalaMatsuriへご参加ください。

下記、タイムスケジュールのおさらいです。
ブログ案を考えながらMatsuri当日をお待ちください。

http://2017.scalamatsuri.org/#schedule

また、残りわずかではございますが、チケットを販売中でございます。
お誘い合わせの上、奮ってご参加ください。

http://2017.scalamatsuri.org/#tickets

みなさまと会場でお会いできる事をスタッフ一同楽しみにお待ちしております。

ScalaMatsuri 2017年度 カンファレンス当日の動画配信と、サテライト会場募集のお知らせです

こんにちは。ScalaMatsuriスタッフの高橋です。 (@tototoshi さんではありません)

いよいよScalaMatsuriの開催まで1ヶ月を切りました。 みなさんScalaMatsuriは楽しみですか?

・・・・・

ふむふむ。楽しみな方が多いようで安心しました。

ここ最近、Twitterで登壇者の紹介なんかもやっていますので、 そちらも読んでいただきつつ開催当日をお待ちください。 登壇者紹介ツイートはモーメンツにまとまっています。

さて、本日は大切なお知らせが2つあります。

今年もやります、生動画配信!

今年はFRESH!さんにてカンファレンスの生動画配信をやります。   配信ページは下記の通りです。

▼1日目

RoomA/国際交流会議場
RoomB/メディアホール
RoomC/会議室1

▼2日目

RoomA/国際交流会議場
RoomB/メディアホール

配信するのはプログラムのうち、   1日目2/25(土)の国際交流会議場(RoomA),メディアホール(RoomB),会議室1(RoomC)と
2日目2/26(日)の国際交流会議場(RoomA),メディアホール(RoomB)です。

基本的には講演のある全会場配信があります!

2日目のプログラムの中でTBDとなっているスロットはアンカンファレンスの枠で、当日に内容が決定します。
こちらも国際交流会議場(RoomA),メディアホール(RoomB)で行われるものについては配信予定ですのでライブ感をお楽しみ頂けると思います!

ただし、講演者の希望により配信しない講演もいくつかあります。

【配信しない講演】

2月25日 (土)

Room A

  • 17:30 - 18:10 加藤 潤一 チャットワーク社 Scala導入の失敗と成功の歴史

Room C

  • 11:00 - 11:40 Yoshimasa Niwa 新サービスをゼロから開発してローンチするのに大切だった3つのこと

  • 13:30 - 14:10 Hiromichi Kishi ゲームサーバのためのScala/Play

2月26日 (日)

Room B

  • 11:00 - 11:15 中山裕貴 ”私、ScalaMatsuriで転職しました”を振り返る

上記講演を聞きたい方は本会場へお越しください。
チケットはこちらから。残り枚数が少なくなってきているので、ご来場をお悩みの方はお早めに!

また、今年は試験的にインタラクティブQ&Aシステムsli.doを導入します。

こちらは配信を見ながらでも会場内でも使って頂ける、登壇者への質問を書き込める仕組みです。
質問を書き込むことと、他の人が書き込んだ質問に対して投票をすることができます。投票と書くと大げさな感じもしますが、FacebookやTwitterなどの'いいね'の感覚に近いと思います。
sli.doからは、司会者が投票数の多い質問をピックアップして採用します。

配信を見ていて疑問がわいた方、会場内で手を挙げて質問するのには少し勇気が出ない方、色んな方に使ってみて頂きたいなと思っています。

そしてぜひ、フィードバックをもらえると嬉しいです。

サテライト会場をゆるく募集します

「ScalaMatsuriの生配信を大きな画面に投影して、みんなで集まってわいわい見る会」を企画・運営してくれる方々募集ということです。

サテライト会場の場所は日本全国どこでもOK。
会場探しや当日の運営はサテライトをされる方々にお任せして、 ScalaMatsuri準備委員会でPRをお手伝いするというスキームを考えています。

こちらは初の試みなので、やってみたい方は info@scalamatsuri.org へご連絡ください。

ScalaMatsuriが気にはなるけど現地に行くには何かしらのハードルを感じているみなさん。
ご連絡お待ちしております。

ScalaMatsuri 2017年度タイムテーブルの公開と、将軍スポンサー1枠の最後の募集のお知らせ

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ScalaMatsuri座長の麻植 @OE_uia です。

CFPへのご応募、並びに投票ありがとうございました。

総勢111件のセッション応募 をいただき、CFP投票制+旅費サポートという一大ニュースを引っさげて超高倍率になった昨年度に比肩するだけの応募数となりました。大変有り難いことです。

なお、今回のタイムテーブルは投票結果を出来るだけ参考にしつつも、トレンドの尊重とカテゴリのカバー率を加味して選考しています。

選考委員としてスタッフ有志、及びスタッフ外から @xuwei_k さんをお迎えしました。 ご協力、誠にありがとうございました。

まだ最終的なスピーカーの予定確認中ですので幾つかTBA(To be announced)になっているスロットがありますが、当日までには公開する予定です。 お楽しみに。

今回の記事では、今年度の豪華な1・2日目のカンファレンス枠についてご紹介したいと思います。 なお、2日目のメインパートは昨年度同様、アンカンファレンスとなります。また1日目にホワイトボードを設ける予定ですので、セッションのアイディアをお待ちしています!

(またこの記事は、Scala Advent Calendar 2016の14日目の記事でもあります。)

このタイムテーブルを見てScalaMatsuriに参加したくなったけど1次チケットを買い逃した皆さん、2次チケットを今月中に販売開始しますのでご安心下さい。

また、全てのスポンサープランには招待枠として入場チケットが含まれていますので、ご所属されている企業・組織単位でスポンサーのお申し込みをいただくという手もあります。ぜひ職場でご相談くださればと思います! (なお、お申し込み詳細は本記事末尾にあります)

カンファンレス・タイムテーブル(12/13時点)

得票数1位は昨年度に引き続き @gakuzzzz さんのV2!

今年度も投票最上位者にはA-1の枠を割り当てさせていただきました。 それがなんと、昨年度ScalaMatsuri 2016に引き続き、 @gakuzzzz さんのV2!誠におめでとうございます。

今回のトークは「Readable Scala」です。

ここからは、得票数順不同です。

今年のトレンドはストリーム処理

昨年度はリファクタリング、及びFunctional Programmingが人気を博していましたが、 今年度はAkka Streamsをはじめとしたストリーム処理関連のトークの応募が目立ち、かつ得票数も多めの傾向に有りました。

  • 木村宗太郎さんによる「ストリームデータ処理入門」
  • 角本幸生さん、西村政輝さんによる「DMMのAPI GatewayをAkka StreamsとAkka HTTPで作り込んでみた」
  • Krzysztof Ciesielskiさんによる「Akka Streams による Kafka の Reactive 化」
  • Konrad Malawskiさんによる「ストリーミング・ワールドのためのサバイバル・ガイド」 になります。

入門から実例紹介、そしてReactive Kafkaの作者Akkaコミッタのトークまで揃う豪華でカバレッジの広いラインナップと成りました。

次世代のScala

もうひとつのトレンドは、次世代のScalaとでも言うべき、新コンパイラ、及び新しい実行環境のトークが人気を博しました

  • Sébastien Doeraeneさんによる「Scala.js 1.0.0 への道」
  • 竹添 直樹さんによる「Scala WarriorにおけるScala.jsとタイプセーフなWeb開発」
  • Guillaume Martresさんによる「次世代Scalaコンパイラー Dottyの今」
  • Felix Mulderさんによる「Dotty と新しい Scala 開発エクスペリエンス」

Scala.js作者のSébastienさん及び、Scalaの著名なOSSプロダクトであるGitBucket作者の竹添さんによるScala.jsのトークです。 Scala.js作者による歴史的なマイルストーンやロードマップについての話から、実際にScala.jsを使用したプロダクトを交えたScala.jsの使い方の紹介と、対照的なトークを連続して配置しました。

Sébastienさんについては、実はScala Days NY 2016でお会いしたときに誘って応募してもらったという個人的な経緯もありまして、とても楽しみです。

Guillaumeさん及びFelixさんはお二人共EPFLでOdersky教授とともに次世代ScalaコンパイラDottyを開発している方です。 お二人のトークの人気ぶりと、日本でも話題に登ることの多いDottyの話を日本で(しかも直接開発者から)聞ける機会は他にほぼありえないということを鑑みて、トピックの重複は気にせず2つともタイムテーブルに配置しました。

国内外のScala企業の動向

  • 加藤 潤一さんによる「ChatWorkのScala採用プロダクト “Falcon” リリースまでの失敗と成功の歴史」
  • 角本幸生さん、西村政輝さんによる「DMMのAPI GatewayをAkka StreamsとAkka HTTPで作り込んでみた」
  • Yoshimasa Niwaさんによる「新サービスをゼロから開発してローンチするのに大切だった3つのこと」

日本のScalaエンジニアの関心が高いであろうChatWork社の最新事情について、かとじゅんさんからご紹介いただきます。 またストリーム関連でもご紹介したDMM社のお二方のトークや、Twitter社のNiwaさんによるトークなど、豊富なラインナップでお送りします。

その他にもLagom, Finch、DeepLearning4jなど著名なOSSプロダクトのトークなど、すでに公開されているが紹介しきれないものや、まだ公開されていない興味深いトークが多数あります。 また折を見て紹介できればと思います。

将軍スポンサーの募集締め切り(12/22)のお知らせ

こういった非常に豪華なラインナップを今回実現できたのも、協賛くださる企業・個人の皆様のお陰です。誠にありがとうございます。 12/13現在において

  • 将軍スポンサー 3社
  • 大名スポンサー 8社
  • 旗本スポンサー 5社
  • 侍スポンサー 8社
  • 忍者スポンサー 2名
  • 常設ブース7枠(完売)

にご協賛いただいております。 特に将軍家の株式会社セプテーニ・オリジナル様、マーベリック株式会社様、株式会社サイバーエージェント様、誠にありがとうございます。

さて。 そんな将軍家にまだ1枠だけ空きがあることにお気づきでしょうか?

将軍スポンサーには

  • Webページのfirst viewにロゴ配置
  • 1分間動画を複数回流せるCM枠
  • 常設ブース付き
  • ノベルティグッズへのロゴ掲載
  • Web求人情報掲載
  • 貴社ノベルティをトートバッグへ封入

などの全部のせの特典に加えまして

  • A会場の講演台付近のバックパネルへのロゴ配置
  • 館内装飾用の提灯への社名記載
  • Tシャツへのロゴ記載(NEW!)

などの将軍のみの特別な特典をご用意しております。(各特典の詳細についてはこちらの資料をご覧ください)

会場内でロゴ・社名を見かける回数という意味において、確実に過去最大のブランディング効果があるスポンサー特典です。 (なお、トップの写真の提灯は昨年度作成した「すからまつり」銘の提灯です。細部は異なる可能性がありますが、ご参考まで)

そんな将軍スポンサーですが、将軍だけの特典の発注期限の関係で、12/22(木)23:59 JSTをもって募集を締め切らせていただくことになりました。

この機会にぜひご検討下さい。なお、既に他のプランでお申し込みいただいている方からのグレードアップも承っておりますので、 その場合はsponsor2017 [at] scalamatsuri.org へご連絡下さい。 なお12/22以降も、他のプランの募集は継続します。

お申し込みはこちらからお願いします。

申し込みフォーム

それでは続報にご期待下さい!