今回ScalaMatsuri 2016のスポンサー企業を募集するにあたり、特別企画として ScalaMatsuri 2014を転職活動に活用され、実際に株式会社ドワンゴさまに2014年末に入社された中山裕貴(@pocketberserker)さんに、ScalaMatsuriを利用した転職活動について詳しくお話をお伺いしました。
スポンサーをご検討されている企業のみなさんにとっては「ScalaMatsuri参加者はどんなところを見ているのか?」について、 転職を検討している参加者にとっては「どんな風に転職に活用できるのか?」について、ご参考になれば幸いです。
普段、関数プログラミングに偏らせたScalaの勉強会を開催したりしています(笑)
Q.それではよろしくお願いします。 まずはドワンゴ社内でのお仕事を含め、どのような活動をなさっているか、教えていただけますか?
A.仕事では、サーバーサイドのコードを書いています。
仕事以外だと、F#とかScalaの関数プログラミングに関するソースコードやドキュメントを読んだり、触ったり、PullReqしたりしています。最近一番触っているのは、Property Based Testingに関するものです。HaskellのQuickCheckや、それの他言語への移植版のコードを読んだり、ScalaCheckをF#に移植したり。ScalaCheck, scalapropsもその流れでcontributeしています。ScalaCheckにはPullReq送ったり、scalapropsにはサンプルコードを用意したり。
あとは関数プログラミングに偏らせたScalaの勉強会を開催したりしています(笑) 5月にはLens & Prism勉強会と、7月の関数型Scalaの集いを主催しました。9月には関数プログラミング交流会を開催します。
転職するとき、ふとScalaMatsuriを思い出しました
Q.転職しようと思ったときのことについて教えて下さい。
A.前職は愛知県でC#やF#を使ってクラウドサービス開発をしていたのですが、東京の勉強会にも新幹線でよく参加していたんです。 愛知県に引っ越したばっかりの頃は、新幹線で駅3つ乗れば東京というのが近く感じていたんですけど、だんだん泊まる場所の手配などを毎回するのがつらいなと感じるようになってきて(笑)転職を考え始めました。
なので、転職先を探す条件としては、場所は東京重視で、その中で働く場所を選ぼうと思っていました。技術志向の会社で、それと今回は人づての転職ではなく、自分の力試しのためにWeb経由でやってみようと。その上で、できればその会社の人と色々話した上で決めたい。
そういう条件で転職しようと思ったときに、パッと思いついたのが数カ月前に参加したScalaMatsuri 2014だったんです。
スポンサーは、技術に対する本気度のフィルタリング
Q.なぜScalaMatsuriのことを思い出したんですか?
A.ScalaMatsuri 2014に参加した当時は転職とか全く考えてなくて、面白そうだからという理由で参加した、という位でした。
でも転職したくなったときにScalaMatsuri 2014面白かったな、と、ふと思い出しました。なかなか会うチャンスのないようなスポンサー企業の人たちとも懇親会で話せていたから最低限の情報を持っていたし、ScalaMatsuriに対してスポンサーしているということが、その技術に対してどのぐらい本気で取り組んでいるか、という一種のフィルタリングとして作用すると思うんですよね。
自分は極度のめんどくさがり屋なので他の転職サイトは使いませんでした。登録がまずめんどくさいし、会社のフィルタリングを自分でやるのも大変。その会社の人に会って話を聞きたくても、その前に色んな人と会わないといけませんしね。
技術情報の発信も重要でした
Q.転職先を絞り込むにあたって、どんな情報を特に参考にしましたか?
A.ScalaMatsuriの求人情報欄にWebサイトのURLがあるかどうかと、調べたときに、その会社の中の人の技術情報が引っかかるかどうかも重要でした。そういう意味では、Scala Matsuriのセッションでこんな話をしている、みたいなリンクはあってよかったかも。 その他で見ていたのは、その会社がどういう技術を求めているのか、あとは休日・休暇・勤務時間・勤務地・福利厚生などですね。(求人情報の分量は多いけど)会社の色が出ているような求人欄だと、面白いので最後まで読んでしまいますね。
その中で受ける順番を決めたわけですが、ドワンゴを1位にした理由は、まず色んな言語を使っていることと、どんな言語をどんなサービスでどのような形で使っているかについて、もともとメリット、デメリット含めて情報発信していたことからです。そしてそのまま受かったので、入社しました。
まとめ
今回お話いただいた中山さんは、ScalaMatsuriを以下のような場所としてご活用いただいていたことが分かりました。
- 技術に対する本気度でフィルタリングされた企業が集まっている
- 社員に実際に会って、社内の話を聞ける
- 社内の技術情報を聞ける
ScalaMatsuriはScalaのカンファレンスというだけでなく、技術志向の強い企業と参加者のマッチングの場所にもなっているようですね。
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最後にご案内です。
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