あけましておめでとうございます。 座長の麻植(@OE_uia)です。
今年の抱負の代わりに、ScalaMatsuriのタイムテーブルをより魅力的にするための、新しい試みをご紹介します。
TL;DR / まとめ
- スピーカーに興味がある人向けに、プロポーザルを書き始めるまでの手助けをする事前イベントを1/10に開催します。
- CFP(一般セッションの公募)の選考において、従来の投票枠に加え、選考委員枠を新たに設けます。
カンファレンスの魅力をつくるタイムテーブル
タイムテーブルは、カンファレンスの魅力を形作る重要な要素です。
魅力のあるタイムテーブルを作るためには、ScalaMatsuriで話したい人を増やすことと、参加者が最も楽しめそうなタイムテーブルを作る選考方法が重要です。 ScalaMatsuriはこの2つについて継続して取り組んでおり、今年度はそれぞれについて新たな試みをおこないます。
ScalaMatsuriで話したい人を増やすための、プレScalaMatsuriイベント
そもそもカンファレンスで話したいと思っている人がいなければ、カンファレンスは成り立ちません。 話したいと思ってくれる人がたくさんいるほど、多様なセッションが生まれ、より魅力的なタイムテーブルを作ることができます。
ScalaMatsuriでは、遠方からのスピーカーに対し旅費助成金を設けています*1。その甲斐もあり、今では日本以外からのセッション応募数が、日本国内からの応募数を上回るまでになりました*2。
その一方で、日本で開催している国際カンファレンスですので、日本のスピーカーも長期的に増やしていきたいと思っています。 そこで、スピーカー経験があまりない人たち向けに、プロポーザルを書き始めるまでの手助けをするプレScalaMatsuriイベントを、試験的に1/10に開催することにしました。
スピーカーには興味があるけれども、なんとなくハードルが高そうに思っている方に、そんなことないんだよ、というためのイベントです。
スピーカーになるまでの流れや、必要な準備について経験談をもとにお話したり、アンカンファレンスの投票形式を基にしたワークショップを通じて、スピーカーになるまでの具体的なイメージを掴んでもらい、プロポーザルを書き始めてもらうことをゴールに据えています。
もしスピーカーに興味を持っている方が近くにいたら、このイベントのことを紹介してもらえると嬉しいです。
多様なタイムテーブルを作るための、選考委員枠
たくさんの応募をいただいた中から、参加者が最も楽しめそうなタイムテーブルを作るにはどうしたらよいでしょうか。
唯一の正解はというものはありませんが、ScalaMatsuriではチケット購入者による投票やSNSの拡散度合いを参考にすることで、参加者の関心の高い技術領域のトレンドをふまえてタイムテーブルを作ってきました*3。
今年は投票枠に加え、Scalaやその関連技術に造詣の深い選考委員により採用を決める、選考委員枠を新たに設けます。
これにより、日本のScalaコミュニティ*4ではまだ知名度が高くない関連技術領域やスピーカーなど、投票では拾いにくい視点を補います。
あわせまして選考委員の一般募集も開始します。詳しくはこちらの記事をどうぞ。
最後に
魅力あるタイムテーブルづくりを目指すScalaMatsuriでは、様々なセッションを絶賛募集中です。Scalaに関することでも、そうでなくても大歓迎です。皆さんのご応募お待ちしています。
これからもScalaMatsuriを魅力あるカンファレンスにしていきます。本年もどうぞよろしくお願いします。
*1:詳しくはこちら: ローカルカンファレンスを無理なく国際化する方法 - ScalaMatsuri 2016を振り返って - OE_uia Tech Blog
*2:昨年度のセッション応募は、日本語56通、英語86通でした
*3:詳しくはこちら: 投票開始のお知らせ - ScalaMatsuri運営ブログ
*4:もちろん日本以外の参加者からの投票もありますが、参加者のマジョリティは日本在住のため、日本での知名度の影響は大きいと感じています。