ScalaMatsuri運営ブログ

アジア最大級のScalaカンファレンス「ScalaMatsuri」の運営ブログです。このブログは株式会社はてな様のご協力でお送りしています。

投票開始のお知らせ

今年も来ました ScalaMatsuri スタッフの @eed3si9n_ja です。主に翻訳関係のことをプログラムチームでやっています。

まとめ

tl;dr スタイルでまず要点を初めに書きます。

  • チケット購入者、スポンサー、スタッフで「カテゴリ分け無しの投票」を行います。この投票は12月25日23時59分JSTをもちまして、終了いたします。
  • 投票結果に関しては純粋に得票順ではなく、上位の人気セッションや、トレンドを推し量るための世論調査としてとらえ、SNS 拡散度、プログラムチームの主観も加味してバランス良くスケジュールを組みます。
  • 今年も、ログイン後にセッション一覧画面から投票できるようになります。

「グローバルな技術カンファレンス」と「日本のコミュニティの交流」の両立

ScalaMatsuri 2018 も、カンファレンスを無理なく持続させていく感じで、

  • 日本国内の Scala のコミュニティが交流したり、海外も視野に入れて発表できる場を提供する
  • ユニバーサルアクセスを目指して、言語、ジェンダー、民族などの壁を超えて心地よく参加できる国際的な技術カンファレンスを作る

という大きな目標は変わりません。この目標に向けての具体的なアクションは「グローバルな技術カンファレンス」と「日本のコミュニティの交流」の両立 でも書かれていますが、

  • 行動規範 (code of conduct) の整備およびマナー動画
  • 公開 CFP、旅費助成金、セッション案の翻訳
  • 一般投票によるセッションの選択
  • 発表資料への字幕およびプロによる双方向同時通訳

などが実施されました。これらに関する僕の所感はライフスタイルとしての ScalaMatsuriにまとまっています。

カテゴリ分け無しの投票

「参加者の皆さんが当日観たいトークは何か」を調査するために ScalaMatsuri 2018 で採用するのはカテゴリ分け無しの投票です。つまり、英語/日本語、40分/15分/90分といったカテゴリを取り払って全面的に観たいものを選んでいただく投票方式です。同時通訳が今年うまくいったことで、言語の障壁についてはそこまで神経質にならなくても良くなったのもこのステップに踏み切る理由となりました。

世論調査という位置付け

もう一点事前に明確にしておきたいのは、本年度の投票は世論調査という位置付けであるということです。

一昨年何百人もの人が 22本のセッションを選ぶ過程で観測されたのは、結果が似たようなトピックのクラスタを形成したということです。投票している人は事前に打ち合わせをして「fp 入門のトークはこれにしよう」と決めているわけではないので似た内容のトークが複数選ばれるのはある意味自然な結果と言えるでしょう。

数学的に得票順に上から n個のトークを選ぶのではなく、トピックやトレンドを推し量る世論調査的に投票結果を解析して、ある程度プログラムチームの主観的な観点を加えた上でバランス良く講演者を選択したほうがより楽しんでもらえるカンファレンスになると思っています。

SNSの拡散度合い

トピックやトレンドを推し量るもう一つのデータポイントとして、通常の投票をメインとしつつ、SNSでの拡散度合いなども参考にします。 Twitter、Facebook、はてなブックマークなどでどのくらい話題になったか(シェアされたか)という指標を数値化し、事前の盛り上がり具合を採択の際の参考情報にしようと思います。

具体的にはScalaMatsuri公式サイトのセッション紹介ページに設置されている、Twitter、Facebook、はてなブックマークそれぞれに対して、ソーシャルボタン経由でプロポーザルがシェアされた数などを集計する予定です。

投票プログラム

今年も Tech to Value 社制作の投票プログラムを継続して採用します。ログイン後に、セッション一覧画面から投票できるようになりました。

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☆のアイコンをクリックすると投票することができます。 セッション数が多いので、まずは気になるセッションをいくつかブックマークしたいという場合はピン (画鋲) のアイコンを使ってください。

投票方法について

この投票はチケット購入者、スポンサー企業並びに運営スタッフによって行われます。

本ブログでは、主にチケット購入者を対象としてその投票方法について解説いたします。

1.) チケット購入時に送付されたチェックインコードを確認します。 Doorkeeper経由で ScalaMatsuri 2018 から送られてきているメールをご確認ください。

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そちらのチェックインコード(あなたのQRコード下の6桁の番号です。上画像参照)とsign in の際に使用するGoogle or Twitter or Githubのアカウントをユニークなキーとして、後日投票をverifyしますので、お間違えのないようお願いします。

投票に参加されたい方は下記からチケットをご購入いただけます。

https://scalaconfjp.doorkeeper.jp/events/66684

2.) 応募セッション一覧ページの右上にある'Sign-in'ボタンを押してGoogle or Twitter or GithubのアカウントでSign inしてください。 (Authorize applicationボタンが出てきますので、押してください。)

Sign in時にDoorkeeperのチェックインコードを入力してください。

これで準備完了です。 あなたが聞きたいセッションを選んください。 ピン止めアイコンをクリックするとブックマークができ、☆アイコンをクリックすると投票することができます。

投票できるセッションの数はお一人さま10票です。 持ち票の残数は応募セッション一覧ページの一番上に表示されています。

すでに投票したセッション、ピン止めでブックマークしたセッションだけを表示させることもできます。

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この投票は12月25日23時59分JSTをもちまして、終了いたします。 投票完了時刻を過ぎたものは無効となりますので、余裕を持ってご参加ください。

3.) 投票結果の発表をワクワクしながらお待ちください。

投票関連のFAQ

Q.投票結果はどこで発表されるの?

A.ScalaMatsuri Webサイト上にて告知いたします。

TwitterFacebookページ上でも告知しますので、これを機に是非フォロー|いいね お願いします。

Q.万が一落選した場合は、他に話すチャンスはないの?

A.ScalaMatsuri 2018では、3日目の3/18にアンカンファレンスを開催するのに伴いまして、この当日にトークを募集いたします。 アンカンファレンスについては、以下の記事をご覧ください。

番外編 Scala World 2015レポート その2 アンカンファレンス編 - ScalaMatsuri運営ブログ

こちらでは2日目カンファレンスパートより、多くセッション枠をご用意できる見込みとなっています。 残念ながら今回の投票で落選された方は、ぜひアンカンファレンスにてお話しください。

では、参加者の皆さんは奮ってご投票ください。