ScalaMatsuri運営ブログ

アジア最大級のScalaカンファレンス「ScalaMatsuri」の運営ブログです。このブログは株式会社はてな様のご協力でお送りしています。

私、ScalaMatsuriで転職しました Vol.5 マーベリック株式会社 リチャード伊真岡(@RichardImaokaJP)さん

こんにちは、ScalaMatsuri座長の麻植(@OE_uia)です。

ScalaMatsuri 2020のスポンサー募集を開始します!

2020年5月15日(金), 16日(土)開催のScalaMatsuri 2020に、協賛してくださる企業・組織を募集します。

プログラミング言語Scalaに関する、日本最大のイベントです。技術コミュニティ貢献、参加者へのブランディングや接点作りの機会としてぜひご利用ください。

お申し込みはこちら。

スポンサー募集 | ScalaMatsuri 2020

私、ScalaMatsuriで転職しました Vol.5

そこで今回は募集開始を記念して、「私、ScalaMatsuriで転職しました」インタビューの第5回をお送りします。

ScalaMatsuri 2014以降ずっと Platinum / 将軍スポンサーとしてご協賛いただいているマーベリック株式会社さんに今年転職された、リチャード 伊真岡さんにお話をお伺いしました。

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リチャード伊真岡(@richardimaokaJP) さん

インタビュー

--- リチャードさんの現在のお仕事や、その他の活動について教えてください。

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ScalaMatsuri 2020は4トラックで5/15(金), 16(土)開催!セッションも公募します。

こんにちは、座長の麻植(@OE_uia)です。

ScalaMatsuri 2020の開催日程決定!

アジア最大規模のScalaカンファレンス、ScalaMatsuri 2020の日程が決まりました! 今回は5/15(金)および16(土)に開催します。

ScalaMatsuri 2020 | 日本最大級の Scala のカンファレンス

今回のカンファレンス初日は、昨年度より 1トラック増やし、合計4トラックでお送りします。 これにより、Scalaビギナー向けのセッションをより多く採用できることを期待しています。

また5/16(土)には若干のカンファレンストラックと、当日にセッションを決定するアンカンファレンスと、毎年恒例となったOSSハッカソンを開催する予定です。

なお前回好評だった初心者向けのワークショップについては、新たな試みとしてScalaMatsuri会期中ではなく通年で開催することを予定しています。 こちらについては後日、詳細をアナウンスします。

セッション募集

600人が参加するアジア最大のScalaのイベントで、スピーカーになってみませんか?

  • 今取り組んでいる面白いプロジェクトについて知ってもらえる
  • 好きな技術を広められる
  • 普段仕事で接する以外の人たちに、自分と得意分野について知ってもらえる
  • 自分の取り上げた技術について、参加者や他のスピーカーと議論できる
  • スピーカーディナーで、他の分野のエキスパートと少人数で交流できる

個人的には、スピーカーになることは、カンファレンスを最も楽しめる方法だと思っています。

なにか喋ってみようかな?と思った方は、ぜひ気軽に応募してみてくださいね。

募集カテゴリ

題材はScalaビギナー向け、もしくはScalaコミュニティの人たちが興味をもつものなら、なんでもかまいません。

昨年度は、このようなセッションが最終的に採用されたタイムテーブルとなりました。

ScalaMatsuri 2019|日本最大級の Scala のカンファレンス

また今年度、「Scalaビギナー向け」 というカテゴリを新たに用意しました

このカテゴリは、Scalaでコードを書き始めた人がよりScalaを使いこなして、素早くデバッグしたり、適切な抽象化を使いこなしたり、クリーンで安全なコードを書けるようになるためのセッションです。 例えば、以下のような参加者を対象としたセッションが該当します。

  • Scalaのコレクション操作をするときにmap, flatMap, filter, findなど、基本的なもの以外あまり使ったことがない。
  • for式で書けるものとそうでないものの区分や、書ける条件がよく分からない。
  • Option、Try、Eitherの使い分けがよく分からない。つい例外を投げてしまう。
  • case classとclass、abstract class、traitなどの違いがよく分からない。
  • パターンマッチを、match式以外で使ったことがない。複数のパターンを組み合わせて使っていない。
  • 型パラメーターやimplicitの使い所がよく分からない。それらが使われたコードを読めない。

新しい切り口でこういった基礎を解説するセッションや、再入門するセッションなど、さまざまな切り口でのセッションを募集します。ぜひご応募ください。

その他要項

今年度は40分と、100分(うち20分は休憩)の2つのセッション枠を用意しています。 一般的なレクチャー形式のセッションだけでなく、参加者に手を動かしてもらうワークショップも開催可能です。

ご応募していただいたセッション案は、応募締め切り後に、選考委員による選考、および参加者による投票によって採用されるかどうか決まります。

なお、応募時に旅費助成金を希望していた方には、その出発地、および学生か否かに応じて、USD 500 ~ 1500までの旅費がサポートされます。

そのほか詳細については、こちらを参照してください。

http://scalamatsuri.org/ja/cfp

2020/2/1 23:59 Anywhere on Earth (2/2 20:59 JST)締め切りです。

応募フォームはこちら。2名以上で実施したい場合は、本フォーム最後の設問中のリンクから、追加登壇者について登録してください。

ScalaMatsuri 2020 セッションの募集フォーム

Webサイトをリニューアルしました!

今年度から、ScalaMatsuri Webサイトを全面リニューアルしました。 Twitter Bootstrap + Jekyllで構築していたものを、Nuxt.js (Vue.js)にリプレイスしています。

ScalaMatsuri 2019開催前から尽力されたScalaMatsuri website maintainerのみなさん、本当にお疲れ様でした!

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ScalaMatsuri 2020 website contributors graph

本WebサイトはOpen Sourceですので、typoなど見つけた際はお気軽にPullReqestをお送りください。

GitHub - scalamatsuri/2020.scalamatsuri.org: ScalaMatsuri 2020 official website repository

みなさんのセッションのご応募、お待ちしています!

Scala研修テキストが株式会社ドワンゴ様から寄贈されました

まえおき

こんにちは。Japan Scala Association (JSA)の水島(みずしま)です。

今回は、Scala研修テキストが株式会社ドワンゴ様から、一般社団法人Japan Scala Associationに寄贈されたことを報告したいと思います。

Scala研修テキストとは

Scala研修テキストは、私が前職のときに、当時の同僚とともに作り上げた、新卒エンジニア向けのScala研修テキストです。

元々は、ドワンゴ社内でのScala研修を実施するために執筆したものですが、2016年にCC BY-NC-SA 3.0で公開され、主要メンテナである私を中心として改良やメンテナンスを続けてきました。また、当時の同僚の協力によって、PDF版EPUB版も入手できるようになっています。

幸い、Scala研修テキストは、Scalaを学習しようと思っている初学者の方のみならず、Scalaを利用している様々な企業にも実際に研修で利用していただいているようです。

寄贈の経緯

Scala研修テキストはScalaのバージョンアップその他に伴って継続的にメンテナンスを行ってきましたが、メンテナンスの負担は小さくありません。主要メンテナの一人である私の転職が契機となりまして、ドワンゴ社内でメンテナンスし続けるよりも、コミュニティでメンテナンスしやすい形態にした方が、双方にとってメリットがあると合意するに至りました。

今後の方向性

形式的にはJSAに譲渡するという形になっていますが、日本のScalaコミュニティにとって有用となる形で、継続してメンテナンスしていく予定です。また、「Scala研修テキスト」ではなく、Scala初学者がScalaを学ぶ際の助けになる「Scala学習テキスト」を目指してテキストの改良を続けていきます。

ドワンゴ社での新人研修のためのテキスト、という制約はなくなったので、GitHubのリポジトリを通じて、幅広い改善の提案や修正を受け入れていきます。当面は、私を中心としたレビュー体制で行く予定ですが、今後の「Scala学習テキスト」に貢献したいという方がいれば、GitHubのissueで議論をしていきたいと思いますので、よろしくお願いします(Twitterで連絡をいただいても構いません)。

謝辞

Scala研修テキストを寄贈してくださった株式会社ドワンゴ様、どうもありがとうございます。また、テキストの執筆や改良に関わってくださった方々、大変ありがとうございます。

ScalaMatsuri アンカンファレンスDAYのみチケットが直前割で半額!! その魅力とは?

こんにちは、ScalaMatsuri座長の麻植(おえ)です。

前回に引き続き、6月27日〜29日のScalaMatsuri 2019の開催直前企画です。

今回はScalaMatsuri2019 の3日目、6/29(土) のアンカンファレンスDAYのみチケットを直前割で半額の2500円にしました! そこで、改めてアンカンファレンスDAYの魅力についてご紹介します。

ScalaMatsuri 初参加の方にもオススメのチケットですので、ぜひ遊びに来てくださいね。

申し込みはこちら - ScalaMatsuri 2019 イベントページ

前回の記事

blog.scalamatsuri.org

アンカンファレンスDAYとは?

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まだ間に合う!ScalaMatsuri 2019でもらえるTシャツ3種を公開!

こんにちは、ScalaMatsuri座長の麻植(おえ)です。

前回に引き続き、6月27日〜29日のScalaMatsuri 2019の開催直前企画です。

前回の記事はこちら。

ScalaMatsuri開催間近!! Scala初心者向けセッションを紹介します! - ScalaMatsuri運営ブログ

今回は、ScalaMatsuriで配布するTシャツ3種をご紹介します!サンプル完成したてのホヤホヤです。

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今年のScalaMatsuriは、何とTシャツが3種類!

全てのTシャツについて、まだ入手する手段が残っていますので、あわせてご紹介します。

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ScalaMatsuri開催間近!! Scala初心者向けセッションを紹介します!

こんにちは、ScalaMatsuri座長の麻植(おえ)です。

6月27日から29日のScalaMatsuri 2019の開催が、いよいよ迫ってきました! 来場者の皆さんに、セッションもそれ以外も楽しんでもらうよう、スタッフ一同準備を進めてきました。そんな準備もいよいよ大詰めです。

ScalaMatsuri 2019 Conference & Un-conference day - ScalaMatsuri | Doorkeeper

そこで直前の連続企画として、様々な角度から今年のScalaMatsuriの見所についてブログで取り上げていきたいと思います。

今回は、分野の予備知識を必要としない「初心者 / Beginner向け」セッションの中でも特に、「Scala初心者向け」のセッションについてご紹介していきます。

関数型オブジェクト指向命令型 Scala

スピーカー: Sébastien Doeraene (セバスチャン ·ドゥラン) さん

github.com

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ScalaMatsuri 2019 OSS ハッカソンの参加者募集中!今年もOSSコントリビュータを目指そう!

ScalaMatsuri 2018 にて大好評だったハッカソンイベント、OSSハッカソン が今年も開催されます!

「日本国内からもっとたくさんのScala OSSコントリビュータが生まれてほしい」という願いのもと、昨年第一回を開催したOSSハッカソンですが、コントリビュータやメンテナのご協力のもと、参加いただいた皆様から大変好評でした。 今年も、皆さんのご協力によって、再びOSSハッカソンをお届けできるようになったことを大変うれしく思っています。

現在、下記イベントページにて、参加者募集しておりますので、ぜひご参加ください。

scalaconfjp.doorkeeper.jp

※注意点

  • 持ち物: ハッカソンなので必ずノートPCを持ってきてください。電源は会場にあります(WiFiは株式会社サイバーエージェント様のご協力により、会場で用意しております)
  • 各プロジェクトの希望人数が多い場合には、人数調整の結果参加いただけないこともありますのでご了承ください

概要

ScalaMatsuri2019では、6月27日木曜日に「ScalaMatsuri 2019ワークショップDAY」にてOSSハッカソンを開催します。

このハッカソンの魅力は、メジャーなOSSプロジェクトのメンテナやコントリビュータの方々をお招きして、直接彼らからコントリビュートの方法や、取り組むべきissueのアドバイスなどを受けられることです。最大25名の一般参加者の方に、実際にPull RequestをあげてマージされるまでのOSS活動を実践していただきます。

あなたがOSSのコントリビュータとなる絶好のチャンスです!

昨年度のハッカソンの様子がどのようなものか知りたい、という方は、前回参加された方が書いてくださったブログ(ありがとうございます)が参考になるかもしれません。

tanishiking24.hatenablog.com

テスト開催となった「AkkaにPull Requestをあげようハッカソン」の様子は、こちらをご覧ください。

blog.scalamatsuri.org

対象OSSプロジェクト

今回のハッカソンも、前回同様、総勢6名のOSSメンテナ・コントリビュータ陣が参加されます。彼らと一緒にハックして盛り上がりましょう!

Sébastien Doeraene - Scala, Scala.js

Sébastien Doeraene 氏は、Scala.js の作者として知られているコンパイラハッカーです。

github.com

Piotr Gawryś - Monix, Monix-Kafka

Piotr Gawryś 氏は、ScalaおよびScala.jsに対応した非同期ライブラリである Monix/Monix-Kafka のメンテナです。

github.com

Alexander Konovalov - Scalaz projects

Alexander Konovalov 氏は、Scalaz及び関連プロジェクトのコントリビュータです。

github.com

Flavio Brasil - Quill (getqull.io)

Flavio Brasil 氏は、コンパイル時にSQLやその他の言語向けにクエリーをビルドするライブラリである Quill のメンテナです。

github.com

Lars Hupel - Cats, cats-collections, Spire

Lars Hupel 氏は、Cats および cats-collections, Spire のメンテナです。

github.com

Pierre Ricadat - Scalaz ZIO

Pierre Ricada 氏は、Scalaによる並列並行プログラミングをサポートするライブラリである ZIO (a.k.a. Scalaz ZIO) のメンテナです。

github.com

OSSの主役になろう!

オープンソースソフトウェアは、多くの人たちの貢献を、様々な形で集めることで開発が継続しています。OSSを利用するのも、その参加の一つの形です。今回のイベントでは、そこから一歩進んでコントリビュータになることで、更に深くOSSの世界に足を踏み入れ、素晴らしい冒険を楽しんでもらいたいと思っています。

ScalaMatsuriは、Scalaに関連するOSSプロジェクトを中心に取り上げることで、皆さんのOSSライフがより豊かなものになることをサポートします。

必ずしも時間内にPull Requestをあげる必要はありませんし、完璧な英語でコミュニケーションをとる必要もありません。ScalaMatsuriのために来日したエンジニアの方々と、コードを交えながらコミュニケーションを取って、OSS貢献を体験する貴重なチャンスになることを願ってます。

繰り返しになりますが、こちらのイベントページにて参加者を募集しています。人数に限りがございますので、お早めにどうぞ!

scalaconfjp.doorkeeper.jp