こんにちは、ScalaMatsuri座長の麻植(おえ)です。
6月27日から29日のScalaMatsuri 2019の開催が、いよいよ迫ってきました! 来場者の皆さんに、セッションもそれ以外も楽しんでもらうよう、スタッフ一同準備を進めてきました。そんな準備もいよいよ大詰めです。
ScalaMatsuri 2019 Conference & Un-conference day - ScalaMatsuri | Doorkeeper
そこで直前の連続企画として、様々な角度から今年のScalaMatsuriの見所についてブログで取り上げていきたいと思います。
今回は、分野の予備知識を必要としない「初心者 / Beginner向け」セッションの中でも特に、「Scala初心者向け」のセッションについてご紹介していきます。
関数型オブジェクト指向命令型 Scala
スピーカー: Sébastien Doeraene (セバスチャン ·ドゥラン) さん
スピーカーはScala.jsの作者であり、Scalaやそのエコシステムのツール等をメンテナンスするEPFL Scala CenterのExecutive Directorでもあります。 そのスピーカーが、Scalaの複数のパラダイムを普段どのように組み合わせてプログラミングしているか、スピーカーが紹介する、というセッションです。
Scalaはマルチパラダイムの言語であり、プログラミングスタイルの自由度の高さが特長です。いつどのような書き方をすべきかについては、Scala初心者はもちろんScala経験者のコミュニティの中でも、しばしば議論が分かれます。このセッションではScala作者のOdersky教授の研究室で学び、今もScalaエコシステムの開発の中心にいるスピーカーの経験から、プログラミングスタイルの選択の指針を学ぶことができるでしょう。
対象者はScala初級者から上級者まで全ての人で、Scalaの初心者はもっとも歓迎とのことです。Scalaの初歩(basics)以外の前提知識は必要とされません。
お絵かきで学ぶScala教室 / ScalaBridge in Tokyo
6/27と29に実施する、ScalaMatsuri準備委員会主催のワークショップです。
Creative Scalaという、Scalaのコードを描きながらお絵かきをする教材に沿って進めます。 Scala初心者、そしてプログラミング初心者の方も対象としています。Scalaの前提知識を必要としません。
このワークショップセッションについては、それぞれのイベントページから参加をお申し込みください。詳細はこちらのブログ記事をどうぞ。
https://blog.scalamatsuri.org/entry/2019/05/15/134110
コードから理解するPlay Frameworkの脆弱性
スピーカー: 佐分 基泰さん
ScalaのWebアプリケーションを開発する際のデファクト・スタンダードであるPlay Frameworkを、セキュリティという切り口で理解を深めるセッションです。株式会社ビズリーチのセキュリティエンジニアである佐分さんのセッションです。
Play Frameworkのセキュリティアップデートを通して、「どういうインパクトがあるのか」「なぜこの問題が発生したのか」をコードベースで解説されます。
対象者は、Webアプリケーション開発の初級者レベル(HTTP・Cookieをなんとなく理解しているレベル)です。Scalaの予備知識は特に必要とせず、他言語でプログラミング経験があれば理解できる、とのことです。
参加申し込みはこちら
ScalaMatsuri 2019のチケット(6月28日&29日)は絶賛販売中です。 こちらからお申し込みください。お待ちしています!